5月4日に家族で、秋保の佐々木美術館に出かけました。
仙台在住の画家、佐々木正芳さんの個人美術館で、佐々木正芳さんの作品のほか、2011年に亡くなった画家だった奥様の絵も展示され、通路を挟んで反対側には人形館も併設されています。(なので、正式な名前は、佐々木美術館&人形館 といいます)
私の母が油絵を描くので、小さいころから母に連れられて色々な美術展に行きましたが、どこで見たのか、佐々木正芳さんの絵は子供心に強烈な印象で、その個性的な画風の絵を何度か目にするたびに「あ、またこの人だ」と思うようになりました。
エアブラシを使って描かれた、皮肉を含んだ抽象的な風刺画に描かれている、ちょっとグロテスクな感じの皺があるおじいちゃんや指、耳、そして『最前線へ』のような薄布を巻いたような女性の絵。どれも一度見たら忘れられないインパクトがありますよね。
ですが、私が佐々木美術館を知ったのは、最近なんです。(母は知っていて訪れたこともあったようです)。
実は、ある調べものをしていて検索で佐々木美術館のFacebookページにたどり着いたのがきっかけでした。詳しい系はこちらに書いてありますが、その後の館長さん(佐々木正芳さんの息子さん)とのやりとりで、自分のラジオに出ていただき、色々とお話を伺うことができたので、ゴールディンウィークにはぜひ行ってみたいと思っていたのでした。(館長の佐々木克真さんがご出演した際の動画はこちらです)
見て美しい絵というわけではありませんが、ひとひとつに謎解きのような味わいがあり、今日は家族で絵を鑑賞し、「これは何を表しているのだろう?」「これはどういう意味なんだろう?」と話ながら、充実した時間を過ごしました。今回は『最前線へ』の展示がなく少し残念でしたが、5月の下旬に作品を入れ替えて、その後は展示されるそうなので、また行ってみたいと思います。
人形館のほうでは、オタマジャクシの作品や『少女』という作品がとても印象に残りました。