★★★健診クリニック様の一般職向けハラスメント防止研修で講師を務めました（宮城県仙台市）

講座の概要

5月25日（土）は仙台市若林区の健診クリニック様（一般社団法人）で一般職向けハラスメント防止研修の講師を務めました。

こちらでは昨年、個人情報保護研修を担当させていただき、今年はそのご縁で個人情報保護研修とハラスメント防止の継続研修をご依頼いただきました。

👉 2023 健診クリニック様で医療機関の個人情報保護研修の講師を務めました（宮城県仙台市）
👉 2024 健診クリニック様の管理職向けハラスメント防止研修で講師を務めました（宮城県仙台市）

ハラスメント防止研修は、管理職と一般社員では立場が異なるため、可能なら分けて行ったほうが望ましいと考えています。

本日は人数が多いため、会場スペースの関係で参加者を「午前の部」と「午後の部」に振り分けて、同じ内容を二回行いましたが、今回は管理職向けの後半を差し替えて、一般社員向けにアサーションなどについても取り上げました。

これまでに講師を務めた【ハラスメント防止研修】の記事（一部）はこちら

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本日の講師PHOTO研修レポート

▼今回の会場は健診クリニック様の待合室です。

▼大きな木枠のオブジェがある待合室でただいま準備中です。

▼開始のご挨拶と自己紹介（午後の部）。

▼昨年より人数が増え、始めてお目にかかる方も多数いらっしゃいました。（午前の部）

▼ハラスメントの定義や指導の違いを解説、ニュース映像も視聴。（午後の部）

▼適切にNOを伝え双方が歩み寄るための「アサーション」について。（午後の部）

▼厚労省の動画「声を上げよう」を見て皆さんに考えていただきました。（午前の部）

研修後のひとこと

相手が不快に感じる注意や指導がハラスメントではないという現実

ハラスメントの定義に「業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの」という文言があります。それは「当該行為の回数、行為者の数等、その態様や手段が社会通念に照らして許容される範囲を超える言動」とされています。

これは「相手が不快に感じたらハラスメント」なのではなく、「社会通念に照らして」非常識であることがハラスメントの要件とされており、認定には一定のハードルがあることを意味しています。

元々、注意や指導に端を発しているため受け手の嫌な思いは共通なのですが、それが尋常ではなく（つまり誰が見ても異常）業務にも無関係の人格否定などがハラスメントに相当することを、一般職向けの研修ではよく話します。

これは参加者の皆さんから反感を買う残念な解説だと思いますが、（人材育成の観点からも）緊急性や重要性のある業務上の強めの指導がすべてハラスメントと受け取られないように、法律の解釈としてはそれなりに配慮されており、世間の感覚とは乖離があるのが現実です。

とはいえ、心無い言動で他人を傷つける人はどの職場にもいます。私も悲しく悔しい思いをしたことが何度かありました。

「どの職場にもいる」のですから厳密にはハラスメントに当たらないのかもしれませんが、そんな嫌な人たちから大きなダメージを受けずに自分で自分の身を守るためには、防衛のための知恵や戦略が必要ではないかと思うのです。

もちろん悪意のある非常識な言動は論外です。それは許されるべきではありません。

ですがその一方で、ある程度の多様性を認め合いながら、指導する側もされる側も、それぞれが「他人とうまくやる」手法も身に着けてほしいと思うこのごろです。

本日の内容と社員研修データ

研修名：ハラスメント防止研修
タイトル：ハラスメント防止について
対象：一般職の皆さん
目的：ハラスメントの防止と風通しのいい職場風土の醸成
内容：パワハラ防止法について／ニュースや裁判事例で見るパワハラ／ハラスメントの防止／自分も相手も大切にするアサーション／声をあげよう
主催：健診クリニック様
人数：合計（午前＋午後）約60名
時間：3時間
会場：健診クリニック様「待合室」

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