講座の概要
2021年1月15日(金)は
宮城県富谷市で
民生委員・児童委員の皆さんを対象に
ハラスメント防止研修の
講師を務めました。
この研修は
富谷市民生委員児童委員協議会様の
1月定例会の中で実施されました。
1時間という短い時間でしたが
動画もいくつか活用しながら
どういった行動がパワハラやセクハラに
なるのか?などをお伝えし
ハラスメント防止への意識を高めて
いただきました。
これまでに講師を務めたハラスメント防止研修の記事(一部)はこちら
これまでに講師を務めた宮城県の研修記事(一部)と宮城県内のブログはこちら
本日の講師PHOTOレポート
▼新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、演台の周りは透明なアクリル板で覆われていました。
▼私も含めた昭和世代と若い方たちとの感覚の差についてもお話しをしました。
受講者の皆さんへ
交際についてなど相手が嫌がる個人的な質問を繰り返すのはセクハラでありパワハラでもあります
パワハラの動画では上司が部下に達成不可能な作業を依頼したり、休日なのにゴルフの送迎に呼び出すなどの事例が紹介されていました。昭和の時代は、新人にきつい業務をさせるのが職場の通過儀礼になっていたり、上司の私用に呼び出されても、むしろ可愛がられている気がしてそれほど嫌ではなかったような、今とは違う感覚も多少あったと思います。
けれど昭和から平成へ、平成から令和へと年月が経ち、仕事へのかかわり方や権利意識、個人の尊重など、世代によって感覚も随分異なるものになってきました。「社会通念上、業務範囲と認められるか?」「相手が嫌がっているか?」などがハラスメントの線引きとなりますが、感覚的な要素が多いため判断はグレーになりがちです。
上の写真はセクハラの動画の一場面ですが、若い男性を囲んで冷やかしたりすることは日常的にありそうですよね。ですがこの場合は相手が嫌がっているので「女性→男性」であってもセクハラになるという解説でした。判断が曖昧で指摘しづらくても、パワハラでは?セクハラでは?と皆が感じていたら、「そう感じている」という表現で周囲が本人にフィードバックしてあげるのが、防止の第一歩ではないかと思います。(※動画の全編はこちらから)
本日の研修データ
研修名:ハラスメント防止研修
タイトル:ハラスメントについて ~職場と地域の健全な人間関係~
対象:会員の皆さん
目的:組織の中の良好な人間関係
内容:パワハラ防止法と背景について、パワハラの6類型、判例の紹介、パワハラの具体例、セクハラの注意点、防止について
主催:民生委員児童委員協議会様
人数:約60名
時間:1時間
会場:市庁舎
運営:主催者様