今日は塩釜の第二海上保安本部様で、
女性職員エンパワーメント講座を行いました。
今年は女性を対象にした研修のご依頼が、
多い印象です。

これまでに講師を務めた 【女性社員・女性職員研修】(一部)はこちら
これまでに講師を務めた【宮城県】の研修記事(一部)と宮城のブログはこちら

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エンパワーメントというのは、
直訳すれば以下のような意味になりますが、
人材育成の現場では、前向きな意欲を持って、
自分らしい能力をその人自身が発揮できること、環境
などを差すことが多いと思います。

要するに、働く女性の応援講座、
といったところでしょうか。

empowerment

【名】

  1. 権限を持たせること、権限付与、権限委譲
  2. 自信を与えること、力を付けてやること
    ・We read some empowerment stories to the children. : 私たちは何冊かの元気づけるような物語を子どもたちに読んであげます。

発音empáuərmənt、カナエンパワーメント、エンパウアメント

(出典:英字郎

前回(2015年)、
同じクライアント様で研修を行った時は、
コーチングを中心にしたお話をしましたが、今回は、
タイプ別コミュニケーション」をやりました。

今回の参加者は、
東北6県から集まった皆さんですが、
ほとんどの方達が、巡視船に乗って、
泊まり勤務のあるお仕事をしています。
(船内では、通常、女性は一人だけ)

職場全体でも、女性の数がとても少なく、
しかも東北全体に散らばっているため、
なかなか、一堂に会することがないそうです。

ですが、全寮制の海上保安学校で、
1年間寝食を共にするので、
同期の方達はとても仲が良くて、
結束も固いです!

そんな皆さんが、
周囲と意思疎通をはかりながら、
いきいきと長くお仕事を続けて行けるように、
楽しい演習を中心に、
相互理解を深めていただきました。

アイスブレークは、
塩野貴美さん(友人コーチ)の「こころカード」をつかって、
にぎやかに、和気あいあいと質問に答え合いました。
(でも私は一体、何を考えているんでしょうか?^^)

タイプ別のロールプレイングでは、
オブザーバーとして後部席で見学されていた、
男性上司の皆さんにも参加していただきましたよ。
とてもコントローラーらしい発言に、
場内から、笑いが。

 手伝ってもらえる人間関係づくり

男女共同参画が進んでいますが、男性と女性では、
からだの機能も違いますし、生物的な役割も異なります。
だから、「大変」と感じて「男性以上に頑張る」のではなく、
困ったときには手伝ってもらえる人間関係や人脈の構築と、
周りが、手伝ってあげたい、と思えるようなキャラづくり(!)
が、重要だと思っているんです。

社会心理学者のロバート・チャルディーニさんは、
名著「影響力の武器~人はなぜ動かされるのか~」の中で、
返報性の法則について記述していますが、
人ってお返しの心理が無意識の中にあるので、
自分を認めてくれる人を認め、
手伝ってくれる人を手伝うんですね、きっと。
であれば、お互いに認め合って助け合ったほうが、
巡り巡って自分も職場もハッピーになれるし、
その方向性こそが、女性の得意分野だと思っています。

 本日の研修について

研修名:女性職員エンパワーメント研修
タイトル:「かがやくキャリア形成のために」
テーマ:女性キャリアアップ
会場:第二管区海上保安本部 会議室(宮城県塩釜市)
人数:10数名+オブザーバー参加者
時間:4時間
対象者:女性職員の皆様(希望者)

 すごい!全員スピーチが最高に上手!

今回の研修では、懇親会にもお招きいただき、
研修時間ではお伝え出来なかったことをお話したり、
個別の質問などにもお答えしました。

会場では、参加した女性職員の皆さんが、
全員、ひとりずつ壇上でスピーチをされたのですが、
すごいんです、どの方も、お話が非常に上手いんです。
誰もが、声が大きく明朗で、しかもユーモアたっぷり。
これには心から感服してしまいました。

それを皆さんにお伝えしたところ、海上保安学校では、
伝達能力の訓練も行っているとのことで、
声が小さかったりすると、ダメだしをされるのだとか。

考えてみれば、海の安全を守る人たちは、
明確で素早い意思疎通がとても重要ですよね。
遠慮したり、恥ずかしがることなく、
どの方も堂々とスピーチされたその背景には、
日頃のお仕事も十分反映しているんだぁ、と感じました。