今日は父の日です。先ほど、うちの夫にも、越谷に住む長男夫婦から小銭入れのプレゼントが届きました。長男は東京で就職し、埼玉で家を買ったので、このままずっと首都圏で暮らしていくのだと思いますが、私も夫も昔のように家とかお墓とかそういったことへのこだわりが薄く、「あぁ、そうなんだ」ぐらいの気持ちでした。

先日、研修をした岩手県一関市の東磐職業訓練協会さんで、財務会計の講師として東京からやって来た公認会計士の佐藤清生先生と話をしたところ、「今の中小企業の悩みは7~8割が資金繰りと事業承継」と言い切っていらっしゃいました。事業承継かぁ。資金繰りは無理でも(笑)、事業承継で何かお手伝いできることってないかな。

数か月前にセミナーに参加してお話を伺った、Catch the Web創設者の横山直広さんは、現在38歳の若い事業家ですが、30歳のときに受けたある勉強会で講師の方から「今から一か月船に乗ってあなたはどこかに行けますか?」という問いかけを聞いてハッとし、32歳になったら会社を後継者に譲ろうと決めたそうです。

そこで社員に「自分は32歳になったら会社を辞めたいから、誰かこの会社を継ぎたい人はいないか?」と問いかけるも、誰も名乗り出ず。けれど早々に候補者を指名して、自分の名前のない1年後の組織図を作成し公開したとのこと。それによって社員の皆さんが、「あぁ、1年後にはこうなるんだ」と意識して動き、段々その通りになっていったそうです。

32歳と言ったら、今のうちの長男と同じ年じゃないですか・・・才能のある人は、やることなすこと、全てが凡人とは違うなぁと思ってしまいますが、多くの経営者さんがイメージする事業承継は、やはり親子間の承継ではないでしょうか。

とすると、それまでの仲が悪いと、子供さんのほうが完全拒否モードで、話し合いにさえならないかもしれませんね。

ですがもしここで、コーチングの手法を使うのならば、相手が会社を継ぐ気がないことを認めて受け入れたうえで、①その理由への十分な傾聴、②相手をビジネスパーソンとして認め敬意を表しながらの親身の相談 が、いいんじゃないかな。

だいたい、仲が悪い親子というのは、「会社継がない?」「嫌だ。絶対嫌だ。死んでも嫌だ!」ぐらいの、結論がぶつかり合う会話しかしていないと思うので、子供側の親への思いや仕事へのイメージ、昔からの複雑な思いや屈折した感情などは、十分に聞き取っていないし、それまで何度もそういった発言があったとしても、親のほうが聞く耳を持たずに、速攻ダメ出しなんかしていると思うんですよね。(実は私も40代半ばまで母娘の仲が悪かったのです・・・)

そんな頑な相手の気持ちをほぐすには、ただ話を聞いて、否定もせず、評価もせず、反論もせず、指導もせず、ただ頷いて、ただ納得する。この時間が必要だと思います。もしそこで、どうしても我慢が出来ずに何か言いたくなって、いつもと同じように感情的に衝突してしまうなら、今後、息子さんや娘さんが会社を継いでも結局は同じことの繰り返しだと思うので、早々にあきらめた方がいいかもしれませんね。

誰かに何かを権限委譲するということは、信じて任せて、自分が想像する未来を半分あきらめることなので、(我慢して)聞き手に徹するヒヤリングが子供さんに対してできないなら、後継者の育成も難しいかもしれません。

私がいま、エフエムたいはくで担当している「じょぶネタ!ワン・タイム・トーク」では、仙南マシンクラブという製造業の団体さんから、会員の皆さんを一人ずつお呼びして、ゲストとしてお話を伺っていますが、実はこの方たちは、ほとんどの皆さんが製造業の二代目さんです。ご年齢も40代~60代の方達。この方たちがいったいどうやっていま、製造業を継いでお仕事をされているのか、近いうちに、ラジととは別にインタビューしてみたいと思っています。

そこに何かのヒントが隠されているように思います。ちょっとだけ期待していてくださいね。

 

 




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