今日は盛岡である会社様のメンタルヘルス研修の講師を務めました。ライン管理者の皆様を対象にした研修で、本社(仙台市)では2013年からお引き受けしていますが、岩手会場は翌年から担当させていただいたので、今回が4回目となります。

毎年、私は午前の部を担当し、午後はこちらの会社様の産業医の先生が担当していましたが、今年は午前と午後が入れ替わったため、私は午後にお話をさせていただきました。

今回いただいたリクエストは、円滑なコミュ二ケ-ションのはかりかたについて。具体的には、働きやすい職場をつくるためにどういったコミュニケーションを取ったらよいのか?ということがテーマですが、メンタルヘルス研修の一環として行うため、不調な方への声掛けやメンタルに課題のある部下にどう接したらよいのか?という事柄も含まれます。

私は自分でも経験がありますが、普段から交流が少ない相手に、突然「調子悪いんじゃない?大丈夫?」と尋ねても、「大丈夫です」という答えが返ってくる場合が本当に多いです。その場ですぐに「実は・・・」と、深い話や本音が出てくることなどほとんどありません。だから本当は、その手前で行う下地作りがとても重要なんです。

辛い、苦しい、悩んでいる、不安である、不調である、心身に影響が出ている、など、ネガティブな自分の状況を他人に伝えることは、男性社会では負けを認めるようなイメージもあり、なかなか言葉に出しにくいはず。

その一方で、権利意識が拡大している若年層では、そういったことを容易に周囲に漏らし、被害者のような発想で何かと自身の正当性を主張する方もいらっしゃるので、本当に難しいところですよね。

ですが、どちらのケースにしても、有効なのは、まず”相手の話を聞く”ことではないかと思います。助言したり解決策を考えたり何かの手段を講じるのではなく、その前にすべきことは、明るく穏やかに挨拶をしたり、冗談を言ったり、雑談レベルの会話で、ストレスや不安がなく、反発心や攻撃心も持たずに、普通に自分自身を語れる関係性をつくっておくのが、逆に早道だと思います。

ですが、こちら側に伝えたいことや聞きたいことが明確にあると、ついつい「どのように話したらいいのだろう?」と中身の伝え方ばかりを考えてしまい、「まず、話を聞いてみよう」という発想にはあまり至りません。

でも(業務上の別件や、趣味についてなどでもよいので)「ちょっと教えてくれる?」という言い方で会話を切り出し、その件について会話を続けるうちに、あるタイミングで相手の方が「全然関係ないんですけど・・・」と前置きしたうえで、ポロっと本音を吐露してくれるのは、よくあるんです。自分の真実を相手に伝えるのは勇気が要るし、かつ、そこに至るまでには葛藤もあるし、何事も表出には時間がかかることを理解すべきだと思います。

今回はそのために効果のあるお話の聞き方や、共通の話題がなく会話の糸口がみつからないときのコツなどもお話しいたしました。講師席から拝見していると、ロールプレイングを行っているときの皆さんは、笑顔があふれてとても楽しそうでした。他人が興味・関心を持って「なるほど」と頷きながら、自分の話にじっくり耳を傾けてくれる時間って、実はあまりないですよね。

だからこそ、「ちょっとうれしい」「ちょっと安心」を今回感じていただくことができたら、そこに接し方のヒントがあるはずですから、個々にアイデアを考えてもらいたいな、と思いました。人間関係やコミュニケーションには、絶対的な正解はありません。直接その人と接しているリーダーさんだけが正解に一番近い答えを出せると確信しているからです。


研修名 メンタルヘルス研修会
本日のタイトル 「円滑なコミュ二ケ-ションのはかりかた」 ― 働きやすい職場をつくるための演習 ―
テーマ コミュニケーション
人数 約80名
時間 約2時間
対象者 北東北(青森県・秋田県・岩手県)のライン管理者の皆様

 




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