数週間に一度、乾杯・KANPAI
松尾さんが配信している
メルマガのライターをやっています。

このページは私が担当した
11月17日配信予定のメルマガ用に
資料として作成したものです。

今回は「コロナで変わったこと」
というお題だったので
買ったもののあれこれを
スライドショーに短くまとめました。

それで終わりにするつもりでしたが
せっかくの機会なので本文を追加して
「買い物・買ったもの」の視点から
この1年を振り返ってみたいと思います。

欠品に苦労した1年でした

マスクの欠品
▼マスクは1月末から品薄になり2月の始めには全国的に著しい欠品状態に陥りました。ここから5月ぐらいまではどこを探しても全く手に入りませんでした。(2/6撮影)

コロナで私が買ったもの_20200206_161500_830

マスクが1枚もない2月のドラッグストアの棚

トイレットペーパーが欠品
▼「トイレットペーパーがなくなる」という噂が流れ、2/24に売り場にあったトイレットペーパーも2/29には全くなくなり、どの店もしばらく入荷しませんでした。私はこれを機に、日用品・消耗品は普段から多めに買い溜めするようになりました。

パスタも粉モノも欠品
▼緊急事態宣言が発令されて学校が休みになってからは、スーパーの店頭からパスタが消え始め、ホットケーキミックスやたこ焼きの素などの粉モノもやがてすべてなくなりました。(1枚目4/22、2・3枚目5/9撮影)私はこれを機に乾麺や粉モノなど常備品のストックを(家族の食事)一回分から二回分に引き上げました。

マスクもペーパー類もパスタも粉モノも、今は店頭に十分出回っていますが、生活に必要な食品や消耗品は常に多めにストックしておくようになりました。

マスク編

私はあまり風邪を引かず花粉症でもないのでマスクをほとんど着けたことがありません。何十年もマスクを自分で買ったことがないので、マスクが品薄になっていることに気づかず、そろそろ必要と思った時にはすでにお店には何もありませんでした。

仕事上これはまずいと大いに焦り必死に探してみたら、花粉症の夫が間違えて買ってしまい5年ぐらい前に私にくれた女性用(小さめサイズ)の未使用マスクが3枚見つかりました。マスクはすでにネットでも手に入りにくい状態です。

どんなに内側にファンデーションが付いても口紅が付いて汚れても、これを使うしかないので辛抱して一枚を一か月近く使いました。

手持ちのマスクを1枚1か月使用…
▼この先どうなるかわからないと思い、3枚あったうちの残りの1枚には最後まで手を付けませんでした。それは今もまだ手元にあります。

5年前にもらったマスクを一か月以上使う_20201108_081609

コロナ禍の中での新入社員研修
▼4月の新入社員研修は一か月間継続使用中のマスク(よく見ると使用感ありあり)でなんとか乗り切りました。けれど残りがわずか一枚ではこの先が大いに不安です。私にとっては、コロナの予防や感染防止よりもマスクを着けないと仕事ができない(マスクを着けない人は入館・入社禁止)ことのほうがずっと気がかりでした。

新入社員研修は幸いセーフ
▼新入社員研修は三社のうち一社が岩手県で二社が山形県。このときは両県ともまだ感染者が一人も出てなかったので幸い研修はキャンセルされませんでした。

岩手・山形の感染者ゼロを伝える3月31日のTVニュース_20200331_070502

岩手・山形の感染者がゼロになっている新入社員研修前(3月31日)のTVニュース。

とはいえ知らないうちに自分が感染していて「仙台から来た講師が岩手・山形にコロナを持ち込んだ」のではタダで済むはずがなく、出張の前から非常に気を遣いましたし、当日は仕事先もピリピリしていました。

岩手では「ここから第一号は絶対出さない」という厳重な体制でしたし、山形の一社では研修の前日に初めて県内第一号の感染者が出たため、当日になって急きょ会場が会議室から広い食堂に変更され、研修の進め方も変えることになりました。

偶然マスクが買えた!
▼4月7日。早朝に夫を送って行った帰りに偶然見つけたドラッグストアの人の列。これってもしやマスクの列?まだ人数が少なかったので試しに並んでみたらマスクが買えました!やったー!これで手持ちが7枚増えました!

ちなみにこのあと各ドラッグストアや量販店では混乱を避けるために朝一の品出しをやめてマスクのための早朝行列も禁止されました。

夫は花粉症なので昨年のマスクがまだ数枚ありましたし、早い時期にホームセンターに並んで(その頃は電話すると入荷日を教えてくれた)もう1組買っていました。

私もこれでようやく新たにマスクを入手できましたが、もはやマスクは全世界的に大欠品状態なので今後もいつ手に入るかわかりません。

手作りマスクも作りましたが、このときはまだ「手製のマスクは相手に失礼、ウィルス的にも効果が疑問」という感覚が自分の中に根強かった(その後、そんなことは言ってられなくなりましたが)ので、人前に立つという仕事柄、せめてもう数枚はなんとか手にしたいと思っていました。

夢グループのマスクを購入

そんなときに河北新報に夢グループ(通販大手。実は芸能プロダクション)のマスク広告が掲載されたんです。

マスクが手に入らないと家で嘆いたら、うちの母が「きのうの新聞(または今日の新聞)に広告が出ていたよ?」と教えてくれました。河北の掲載は4月8日または9日だったと思いますが、全国的にもかなり大量の広告が新聞・チラシ・DM等を使って投下されたみたいです。

うーん、値段が高いし怪しさも感じるこの雰囲気・・・

少し迷いましたが、BSでガンガンTVショッピングをやっている会社がそれほど悪質なことはしないだろうし(というかこのマスクをこの値段で売ること自体が悪質?かもしれませんが(笑))「こんなときに判断の遅れは致命傷になる」(←今大げさ)と思い、決断してすぐ注文しました。

夢グループ高額マスクの注文完了画面_fe_Screenshot_20200409-130459_Chrome

4月9日撮影

誇大広告ではないかという疑問や、この状況下では在庫が本当にあるかどうかも疑わしく「どうせすぐには送ってこないだろう」と勝手に思っていたのですが、予想に反して7日後に届きました。

SNS等で高額販売と叩かれていた同社のマスクは、到着時には確かに安っぽくて貧弱(従来の日本製と比較した場合)と感じましたが、それは頼む前から十分予想できたことでしたし、逆に今となっては結果的に良品だったと思います。(ネットで見ると品質にはばらつきがあるようです)

今思えば廉価品より品質がずっと良かった
▼4/16に届いた夢グループの通販マスクは、いま現在(11月)ドラッグストアやスーパーなどで売られている同枚数の箱入り廉価品マスク(中国製)よりもはるかに品質がよかったです。

ゴムも丈夫ですし不織布も厚くて折り目がしっかりしており、何度使っても劣化しませんでした。ただし、送料を合わせるとお値段は4840円(30枚)でした?(どんなに急いだのか箱もなくビニール袋の梱包で届きました)

このマスクはまだ残っていて今も着用していますが、近ごろは色が水色だと中国製だとすぐにわかるので、使用は主にご近所です。立体マスクと言っても平面的で頬に隙間ができるので、その部分をホッチキスで留めて使っています。ご近所でしか使わないのでまあいいかって感じです(笑)

ちなみに夢グループのこのマスクは現在、600円(税抜)にまで値下がりしているようです?

私はあのマスク難だった時期にこれがなければ仕事に大きな支障が出たと思うので、世間でぼったくりと言われていても悪いイメージはなく、個人的には「助かった!」という感謝の気持ちしかありません。

ですが、高機能・高品質の日本製マスクが復活した今となっては、600円でも買う人はいないかもしれませんね。

長い長い欠品期間後に初めて見たマスク
▼1月末から入手困難に陥っていたマスクを次に私が店頭で見たのは4/28でした。

混乱を避けるためひっそりと売られていましたが、私のようにたまたま目にした人が次々と買い求め、あっという間になくなりました。

久しぶりにマスクが店頭販売_20200428_170719_188

5月になって連休が終わると徐々にマスクを見かけることが多くなりました。

私は4月の新入社員研修以降はキャンセル続きでまったく仕事が入っておらず、日中に時間があるので幸運に遭遇する機会が増えました。ですが、すべて午前中に売り切れてしまうので、昼間に買い物できない会社員の友人たちにとってはまだまだ状況が改善されている実感は得られなかったようです。

息苦しくならない商品を探す
▼マスクを求めてさまよった3か月半でしたが、マスクが出回り始めてから今度は苦しくない商品を探してさまよいました^^。

休憩を挟むとは言え人前で1日6~7時間話すことも多いので口元が重要ですが、一度買って気に入っても次に行くともう売っていないことが多く、夏場になっても入荷はそれほど安定していないんだな、と思いました。

コロナで私が買ったもの_123

今年はたくさんの種類のマスクを買いました。

マスクの中に骨組みのやぐら
▼最近はマスクの中にセットして使うブレスサポートという商品をコーナンで買いました。

これを着けると確かに息が楽で口紅も付きません。そこで研修や講演のときに使い始めましたが、ある程度大きな声で明確に話さなくてはいけない講師としての私の口や顔の筋肉の動きに対しては少しサイズが小さいようです。連続でずっとしゃべり続けていると段々ずれてくるので、個人的にはもっと大きくてもいいかな。たまに話すぐらいの日常会話なら支障ないのかもしれませんが。(よく見たら最後の写真は上下が逆ですね^^)

日用品・消耗品編

女医である私の友人は「手指の消毒が最重要」と言います。
もちろん空気感染も懸念されますが、彼女が過去に関わったノロウイルスの経験では「とにかく手から移る」そうです。
休憩室で大皿のおやつを皆でつまんで食べたら全員がノロになったある施設のスタッフの話など、実際にあった感染の経緯をいくつか教わり、私はなるほど、と思いました。

諸事情により我が家ではフリーランスの私が一家の大黒柱なので私が倒れるわけにはいきません。
一人暮しをしてたまに帰省する息子も3年前に大腸を全摘して内臓に障害があるので、感染したら重症化する恐れがあります(本人もそれを一番心配している)。
楽観的で大雑把が身上の私もさすがにこれはアブナイと思い始め、家の中でもコロナ対策をすることにしました。

液体アルコールを購入
▼まずは消毒!玄関にアルコールを置きました。ジェルではない液体のアルコールはなかなか売っていませんでしたが(しかも高い!)たまたまコーナンで見つけた大きなボトルを2本買ってきて、最初に買ったこの容器に詰め替えて使っています。最近は近所のツルハにも入ったようです。

玄関にはアルコール_20201107_165841

玄関にはアルコール

※ちなみにアルコールは木の床に垂れるとワックスが溶け乳化して白くなるのでご注意ください。我が家では知らずにそれをやってしまい、丸くて大きな白いシミがたくさんできてしまいました・・・

ペーパータオルに切り替えました
▼家族共用の手拭き用タオルは全部ペーパータオルに切り替えて、置き場所がないので棚に引っかけて使える吊り下げタイプのホルダーを楽天で買いました。商品はこちらです。

小サイズのペーパータオル用ですが、紙が多少大きくてもはみ出させて斜めに乗っければ使えます。お値段の割に品質はチープでしたがこれはかなり便利です。

洗面所に吊り下げ式のホルダーを買ってペーパータオルを設置_20201107_170052

洗面所に吊り下げ式のホルダーを買ってペーパータオルを設置

これはすぐれもの
吊り下げ式のペーパータオルホルダーの使い勝手がとてもよかったのでもう一つ購入して台所の棚にも下げました。

ここにこれを付けたのは家族にメチャメチャ大好評でした。このホルダーには市販のキッチンペーパーが収まりませんが、気にせずこうやって斜めに置くと問題なく使えます。

キッチンにも吊り下げ式のペーパータオルホルダーを新設_20201107_170308

キッチンにも吊り下げ式のペーパータオルホルダーを新設

紙コップは綿球を挟んで片手で取れるように
▼家族で共有していた洗面所のコップも紙製に変更。

外から帰った手であちこち触らず片手でサッと取れるように紙コップの間には綿球を挟んで密着を防いでいます。綿球はツルハで買いました。

本当は下から抜くタイプの紙コップホルダーが欲しかったのですがどれも高くてあきらめました(笑)

作業すべて手袋とピンセットで行っています(今もです)。作業している自分がもし無症状で感染していたらシャレにならないので?

トイレにも石けんを配置
▼今までトイレには石けんを置いていなかったのですが、コロナをきっかけに薬用せっけんを置きタオルもペーパータオルに切り替えました。

でもこの時期は薬用せっけんも一様に欠品しており、薬王堂で偶然これを見つけることができたのはとてもラッキーでした。

トイレにもペーパータオルと薬用せっけん_20201107_165856

トイレットペーパーは多めに
▼トイレの棚には常にトイレットペーパーの予備が1パック入っているのですが、今回の件で「異常事態が発生するトイレットペーパーがなくなる!」とわかったので、買い置きの数を増やし床に置いて使うことにしました。

ちなみに赤いほうは母の指定銘柄(笑)で青い方は私達夫婦用の廉価品(笑)です。くず入れも手を触れずにペーパータオルや芯を捨てられるように、フタのないものを新たに購入。

トイレットペーパーの買い置きを増やしました_20201107_165905

消耗品はとにかく買い置きを増やす
▼ティッシュペーパーやペーパータオル、紙コップなど消耗品の買い置きを増やしました。

ティッシュは常に二列分。この時期はペーパータオルも欠品してなかなか手に入りませんでしたが、マスクほどではないので探せば見つかりました。

紙コップの下に見えている白いものが吊り下げ式のペーパータオルホルダーです。棚の板にただ置くだけなので個人的にはおススメです。

ティッシュも買い置き増量_20201107_170236

ロール式キッチンペーパーもホルダーにセット
▼さてこうなってくると今まで手に持ってくるくる剥いでいたロール式のキッチンペーパーも使い勝手の悪さが気になって仕方ありません。

最初はコロナ対策でしたが各所にホルダーを設置したことで水回りの作業効率が劇的によくなったので、ロール式のキッチンペーパーもホルダーを買ってセットしました。

商品はこちらですが。私は通販ではなく薬王堂で買いました。片手ではうまく取れませんが、今パッケージ写真をよくみたら私の使い方が間違っているようです。あれー?

スマホケースもビニール製に変更
▼そうそう、スマホケースも帰宅時に毎回アルコールで拭けるようにビニール製に変えました。それまでは合皮のケースでしたが、アルコールで拭くと色落ちがして本体が色あせてくるんです。使い勝手はもちろんそれほどよくありませんが(笑)出張の多い私がコロナの多い宮城からコロナの少ない東北の他県にウィルスを持ち込むわけには絶対にいきませんので、念には念を入れました?(購入した商品はこちら
アルコールで拭けるビニール製のスマホケース_KIMG5480

この世に「何もない」なんてことはない

新型コロナウィルスでこの世に「何もない」ことなどないと知った_1862174

ここまでサラッと書いてきましたが、一時期まではこれらの商品(通販を除く)をお店で買うのはとても大変でした。
マスクはもちろんですが、ペーパータオルもない、キッチンペーパーもない、アルコールもないし薬用せっけんもない。

ですがなんとか揃えることができたのは、仕事がすべてキャンセルになって日中マメにドラッグストアやホームセンターにに立ち寄れたことが一番だと思います。

今年の秋ごろまでは、どこに出掛けてもドラッグストアの看板を見ればとにかく必ず中に入って何かないか探すのが習慣になり、そのお陰で数個だけ入荷した(その頃はどこにも売っていない)商品をいいタイミングで見つけることができました。

それにしてもドラッグストアってお店によって仕入れに違いがあるし地域によっても方針が違うんですね。

たとえばペーパータオルはあすと長町では早々に欠品しましたが、地元の中田地区ではしばらく在庫があって個数制限もありませんでした。液体アルコールはコーナンにしかなく、薬用せっけんは薬王堂が強いと感じました。薬王堂は自社ブランド?でも詰め替え用があるんですね。

いま(2020.11月)はもう、マスクもペーパー類も豊富に出回っていますが、商品を探してお店を回っていると、早朝から何時間も並んで食品を買った東日本大震災を思い出します。

東日本大震災では食品を求めて早朝からお店に人が並びました_34

東日本大震災では食品を求めて早朝からお店に人が並びました

私の両親の時代は戦争があり、両親のふるさと(能代市)では市の半分が焼けて母の実家も焼失した大火もありました。

そんな時代に比べて「現代は何事もなく安定している」と思っていたら、9年前の東日本大震災、そして今回のコロナ・・・と、結局、「何事もなく安定している」なんてことは、ないんですね。

過去に担当した損保会社さんの研修のロープレで「地震保険は噴火にも有効」と受講者が言った時に、(その時は)突飛な気がして皆が笑いましたが、その後、御岳山の噴火事故が起きました。

数年前にライターとして文章をまとめたBCP(事業継続計画)の記事では、参考資料にパンデミック対策と書かれてあるのを見て私は「日本ではまずこれはないだろう」と思ったのですが、ここに来てこのコロナです。

私達は「”何もない”ことなどない」と心に念じていかないといけないんだな、と心底思ったこの1年でした。




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