先月研修を担当させていただいた、一関市の三光化成さんの工場を見学してきました。
三光化成さんは、工業用プラスチック部品やプラスチック金型などを設計・製造・販売されている会社で、国内11か所と中国に工場があります。
私は工場見学が大好きなので、「製造ラインを見てみたい」と研修の合間に工場長にお尋ねしたところ、快諾をいただき、しかもご案内までしてくださいました。

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プラスチック製品の工場を見学するのは初めてなので、いったいどうやって作られるのか想像もつきませんが、撮影の許可もいただいたので早速案内していただきました。

プラスチック加工を見学します!

▼工場です。

▼三光化成さんの製品です。部品だけでなく完成品やオリジナル商品もつくっています。

▼この扉の向こうに製造ラインがあります。ワクワク。

▼何がつくられているのか中に入ってもよくわかりませんでしたが、係の方が「一例」としていまつくっているものを見せてくださいました。なるほど、こうやって現物を見せていただくと、全体が非常にイメージしやすくなりますね。

▼今回ご案内してくださった佐々木工場長さんと記念写真📸

射出成型機とは?

それにしてもこの延々と立ち並ぶ似たような機械はなに?そしてプラスチックはどうやって成型されるの?

・・・と質問をする前に、佐々木工場長がわかりやすく丁寧に教えてくれました。

この機械は射出成型機(射出機)というそうです。

その名前を聞いた瞬間に、私はそれを、以前にも見たことがあったことを思い出しました。

そういえば射出成型機は数年前に取材でご訪問した長岡ダイカストさん(山形県上山市)や、友人の庄司大さんに見学させてもらった庄司電機さん(宮城県柴田町)にも、あった、あった、ありました!ダイカストや金属加工の装置と思っていたら、プラスチック加工でも使われているんですね。

私は素人の考えで、プラスチック成型というのは上から流して上から型押しするようなイメージを持っていましたが、今回、佐々木工場長さんにじっくりと説明をしていただいて、初めて射出成型機のしくみがよくわかりました。

射出成型機では、ドロドロに溶けたプラスチックを水鉄砲のようにシュッと横から金型の溝に射出(注入)して、二枚合わせの金型が開いて離れると同時に細いピンのようなもので押し抜いて外します。要するに何もかもがあっという間の一瞬で終わっちゃうんですね^^それが、ガチャコン・・ガチャコン・・と機械が連続して動き続けることでどんどん製品ができていきます。

膨大な量の小さな部品を秒単位で大量生産するというのは、こういうことなんだ、と、大変勉強になりました。拙い私の説明だけではなかなイメージできないと思うので、射出成型機のしくみに関してはぜひ以下の動画でご覧ください(って知りたい人なんている?(笑))

↓↓↓海外製の動画ですが工場長さんに説明していただいた通りの動きがCGで再現されていて非常にわかりやすいです。金型の果たす役割もよく理解できます。

※ちなみにもう少し詳しく実写で見たいという方はこちらの動画がおススメです。

私は数年前に担当していた自主制作のラジオ番組で、金属加工を主とする皆さんを毎回ゲストに招いてお話を伺っていましたが、「金型」のイメージがよくつかめず今思えばとんちんかんな質問をたくさんしたかもしれません(汗)

(参考)じょぶネタ!ワン・タイム・トーク「仙南マシンクラブ編」

ですが、ライターとして取材のお仕事で訪れたナカトガワ技研さんで順送金型を知り

(参考)お客様に聞きました③ ~株式会社ナカトガワ技研様~

今回の佐々木工場長さんの説明で、金型をより明確に理解することができました。

▼成型前の溶けたプラスチックを金型に射出せずにニュルニュルと容器に打ち出すとこんな感じになります。本当はマシン担当の方に実際に目の前で見せていただいたのですが、「えー!すごい!」と盛り上がりすぎて写真を撮れず、会議室に展示されていたサンプルで代用させていただきました。

材料と金型

▼これから加工するプラスチックの素材は粒状(ペレット)になったものが米袋のような袋に入っています。

▼巨大な袋に入っているペレットもありました。撮影してよいかどうかを確認し忘れたので、似たようなイメージ画像を掲載します。あくまでもイメージ画像ですが、大きな袋は確かにこんな感じでした。

▼金型置き場です。つくる製品に合わせて大小さまざまな大きさの金型が並んでいます。これを射出成型機にセットして多様な製品をつくります。

▼1メートル以上のプラスチック成型品をつくるときは当然金型も大型になります。こんなに大きい金型を見たことがなかったのでびっくりしました!

▼工場の一角には金型などをメンテナンスする工房のようなスペースがありました。保守点検は大事ですよね。

天井クレーン

三光化成さんの研修は、こちらの工場の2階にある会議室で行いましたが、時折大きな音がして私の声が皆さんに聞こえなくなるので、係の方がベルト装着式の拡声器を用意してくれました。※写真は「へんしーん」と、ちょっとふざけているFacebook投稿の図(笑)

階下が工場なのですから大きな音は当たり前ですが、工場長さんに説明していただいて初めて音の正体がわかりました。

あの大きな音は天井クレーンが何かを運んで移動する音だったんですね。

▼工場長さんがつかんでいらっしゃるのが天井クレーンのコントローラーです。

▼天井クレーンです。大きな金型はかなりの重量になるためクレーンを使わないと動かすことができません。

今回は初めてプラスチック成型加工の工場を見学させていただきましたが、原料の品質もさることながら、射出成型機の精度、金型の精度、など、様々なプロセスで正確さを保ちながら、多種多様なニーズに合わせて生産されていることを知ることができました。

プラスチック製品は身の回りのありとあらゆるところにあふれていますが、本当は小さな部品ひとつとっても、どこかの誰かが設計して精査して、精密な金型を使って生産されたものなんですよね。

小さな部品にも、いろいろな人の思いが詰まっていることを改めて意識した今回の見学でした。




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