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講座の概要
3月13日(月)は久慈市の消防本部様でハラスメント防止研修の講師を務めました。今日と明日の2日間の研修です。(明日の様子はこちらをご覧ください)
この研修は久慈の広域連合様から、コロナも一段落の兆しが見られ始めてきたためしばらく行っていなかった研修をまた再開したいというご希望があり、ホームページ経由でご依頼をいただきました。
消防は上下関係が厳しい組織です。また職員さんは地方公務員であり、ハラスメント防止に関しても「パワハラ防止法(労働施策総合推進法)」ではなく「人事院規則」に従う形になります。
そのため、多くの部分をいつも民間企業様にお話をしている内容と差し替えて特化し、なるべく消防組織の実情に合った研修になるように心掛けました。
これまでに講師を務めた【ハラスメント防止研修】の記事(一部)はこちら
これまでに講師を務めた【公務員・官公庁様】の研修記事(一部)はこちら
➡ その他の関連リンク 岩手県 岩手県(一関市以外)
本日の講師PHOTOレポート
【判断のポイント】
判断のポイントは①「業務に直接リンクしているかどうか」②「相手の改善を促す文言になっているかどうか」です。そして③平均的な労働者がセーフと感じるかどうか?の客観的な視点も重要です。
「お前はバカか?アホか?」「もう消防辞めたら?」等の発言は、相手を必要以上に委縮させて不安に陥れ、生産性を下げてしまうばかりで、直接の業務改善にはならない、というお話をしました。
▼終了後は質疑応答。ご質問をたくさんいただきました。
講師から受講者の皆さんへ
「上には上を」で信頼できるもっと上の上司を確保しておこう
今回使用したスライドの一枚です。今日はこのグラフで1位になっている「上司と部下のコミュニケーション」に関してご質問をいただき、私は「親しい相手には過激になれないから」と回答しましたが、上司部下のコミュニケーションに関して、もうひとつの側面をあとから思い出しました。
それは(パワハラの行為者ではなく)信頼できて相談しやすい別の上司(できれば行為者よりも階級が上の上司)を日頃からつくっておくことです。つまり職場で行われているほかの人へのパワハラを見聞きした時に、早い段階で上申できる相手を心の中で確保しておくことだと思います。
パワハラというのは誰かが誰かに負けている状態なので、受け手の方にも自尊心やプライドがあり、力関係が重視される男性の職場ではなかなかご本人からSOSを挙げることができません。そして周囲の仲間たちも行為者からの報復を恐れて何も言えない状況かと思います。それを打破できるのは結局、よくないものはよくないという共通認識で対処を依頼できる(もっと上の)上司と部下の人間関係なんですよね。そういった人間関係を構築できる方なら「上には上を」と考えてみるのも方法ではないでしょうか。
本日の社員研修データ
研修名:ハラスメント防止研修
タイトル:ハラスメントの基礎理解と防止
対象:消防職員及び事務局職員
目的:ハラスメントに対する正しい知識を持ち、ハラスメントを未然に防止する
内容:パワハラの定義、裁判事例で見るパワハラ、パワハラ防止のために、管理職の役割の重要性
主催:広域連合消防本部様
人数:約150名(1日目 約80名、2日目約70名)
時間:3時間
会場:消防本部会議室
➡ 昨年講師を務めた2023年の全研修はこちら
*きょうのランチタイム
清雅荘弁当部(三陸リアス亭)の「うに弁当」
お昼に三陸鉄道 久慈駅 の名物「うに弁当」をいただきました。朝ドラ「あまちゃん」で有名になったお弁当で、ドラマの中で車内販売されていたうに丼のモデルになりました。1日20食の限定販売らしいのですが大変人気があり予約しないと買えないとのこと。
お弁当はうにの煮汁で炊いたご飯の上に蒸しうにが敷き詰められているシンプルな中身ですが、小さい頃、亡き父がよく出張のお土産に買ってきてくれた「うにの瓶詰」と同じ香りがして、そういえばうにはこんな味と香りだった・・・と思い出しました。
仙台で食べるうには、どんな形であっても「美味しい」と思ったことは一度もないのですが、これは磯の香りがして美味しいですね!(ただしご飯はちょっと少な目です^^)
この日は私のご訪問に合わせて係の方が事前に予約し、お昼に久慈駅まで受け取りに行ってくださったそうです。大変貴重なものをいただきました。ありがとうございます。