講座の概要
2月15日(月)は一般社団法人様(社会福祉事業)の介護職員向け研修で「新人職員育成のための講座」の講師を務めました。
この研修は介護人材の確保と定着のために宮城県が支援している「令和3年度宮城県キャリアパス支援事業」の一環で、こちらのスケジュール(PDF)(※公開終了後はこちら)の2月15日日程「中堅・リーダー養成研修」として開催されました。
講座では、若い世代の理解、受け入れ側の心がまえや指導上のアドバイス、そして「タイプ別コミュニケーション」のショートバージョンを行い、最後に「困ったスタッフへの関わり方」を解説して3時間のお話を終えました。
コロナ禍のためアイスブレイクやグループワーク等の演習が可能かどうかは要確認と思っていましたが、主催者様がフェイスシールドを準備してくださっていたため、参加者同士で言葉を交わす機会を何度か設けることができました。このたびはありがとうございます。
これまでに講師を務めた【新人育成・OJT担当者向け研修】の記事(一部)はこちら
これまでに講師を務めた【仙台市】の研修記事(一部)と仙台のブログはこちら
➡ その他のリンク タイプ別コミュニケーション 一般社団法人様 社会福祉事業者様 コロナ禍での集合研修 アイスブレイクにこころカード 青葉区 宮城県 宮城県(仙台市以外)
本日の講師PHOTOレポート
▼会場は仙台市市民活動サポートセンターのセミナールームでした
▼アイスブレイクには友人の塩野貴美さんが考案したこころカードを使用
▼4グループに分かれてアイスブレイク
講師から受講者の皆さんへ
年上の新人さんには作戦が必要
今回使ったスライドの1枚です。新人さんは段々実力が付いて業務や職場が見渡せるようになると、指導者の言うことはなかなか素直に聞いてくれなくなる…という意味で「最初が肝心」というお話をしました。
その意味では最初から知識や人生経験が豊富な同業からの転職者や年上の新人さんも扱いにくいですよね。ですがその場合にリーダーに求められる行動はとてもシンプルです。それは「望ましい行動は促進させ、望ましくない行動は抑制する」です。
研修では「メモを取る習慣」を例に説明しましたが、まず入職の最初に見習い期間中に(新人さんは共通して)しなければならないことを指示して、できていたら承認(認める、褒める)する、できていなければ指摘(注意、再指示)する。
ちょっと戦略的になりますが、経験のある方は若い新人さんよりも物事を少し軽く見る傾向がありますから「自分は知っている」「書かなくても覚えられる」と考えてメモを取らずにいたら、「念のため見習い期間はメモを取ってくださいね」と穏やかに告げてみましょう。
(今は)「見られている」「評価される立場である」ということ受け入れることができたら、姿勢も少しずつ変わってくると思います。ただし業務や人生の先輩としての敬意は忘れないでくださいね。
研修名:中堅・リーダー養成研修
タイトル:「新人職員育成のための講座」
対象:経験年数3年~5年の皆さん
目的:新人職員と共にやりがいと魅力ある介護実践に繋げられること
内容:Z世代の理解、OJTのポイント、タイプ別コミュニケーション、困ったスタッフへの関わり方
主催:社会福祉事業者様
人数:約20名
時間:3時間
会場:仙台市市民活動サポートセンター