ショートレポート 今日のショートレポート

01月12日㈯は
NPOほっぷすてっぷさんの事例検討会で
SNS講座を担当しました。
告知用のチラシは以下です。

2019-0112_ほっぷすてっぷ様「アフターケア事例検討会」_2018事例検討会第2回
(PDFはこちら
これまでに講師を務めた 【インターネット・PC・広報/発信】 の研修(一部)はこちら
これまでに講師を務めた 【特定非営利活動法人(NPO法人)様】 の研修(一部)はこちら
これまでに講師を務めた 【仙台市内】の研修(一部)と仙台のブログはこちら

NPOほっぷすてっぷさんは
司法書士で友人の森田みささんが
理事長を務める団体です。

18歳になって養護施設を退所した方や
里親家庭から独立した方に対しては
その年齢を境に公的支援制度が
大幅に減ってしまいます。

親に頼れない若者達は
社会的に自立するための経験や知識も
不十分なまま18歳という年齢を境に
独り立ちを促されてしまいます。

NPOほっぷすてっぷさんはそんな若い人達を
サポートするために設立されました。

現在では養護施設や里親家庭を
卒業した方ばかりだけでなく
公的な養護の経験者でなくとも
虐待や不仲等で親に頼れない
10~30代の若者の自立を支援しています。

*  *  *  *

私はNPOほっぷすてっぷさんの広報活動や
退所者のためのスマートフォンやSNS講座、
そして活動紹介動画などのコンテンツ作成の部分で
お手伝いをしています。

今回は施設長や里親さん
そして福祉関係の皆さんを対象に
TwitterやLINEなどSNSの基本や
注意点などをお伝えいたしました。

アフターケア事例検討会

支援者世代と支援対象の若者の間では
大きなライフスタイルの差があり
SNSに関しても、支援者側が
ある程度の知識がないと
リスクを予測できなかったり
困ったときに相談に乗ってあげられません。

私自身もSNSはすでに仕事の一部になっていますが
若い皆さんも同様に、いまや生活の必須ツールであり
事実上、禁止は難しいと思います。

SNSを介した事件やトラブルがあるたびに
危険性や問題点がクローズアップされますが
支援する側に活用経験や知識がないと
経緯やニュアンスが理解できず
「近づかないのが一番」という
制止モードになりがちです。

ですが、基本を理解し、
若い皆さんときちんとお話ができるように
今回は自分のスマートフォンを
スクリーンに映して
実際に操作をしながら説明をいたしました。

Tips Twitterで知り合った人に会いに行きたい若者たち

公式_Twitter_Logo_WhiteOnBlue

今回の後半は、2グループに分かれて実際に合った事例を検討しながら意見を交換し合いました。

今回、長時間の話題になったのは「高校生がTwitterで知り合った人に会いに行きたいと言って困っている」「Twitterで知り合った同じアーチストのファン仲間と東京で落ち合って一緒にライブに参加したいと言っているがどうしたものか」というものです。

そういった事例はたまに耳にしますが、実際はものすごく普通によくあることらしく、参加者自身のご家庭でも「実際にあった」「本当に行ってしまった」などのトークが口々に飛び出し、息子たちが30代に入ってすでに独立した私にとっては、それほど浸透していることに少々驚きました。でもよく考えてみれば、私自身もウン十年前に、あるアーチストの会報の「文通相手募集(当時はそういうコーナーがよくあった)」を見て知り合った埼玉の同年代の女性と、長い間文通をしていたので(実際に会ったことはない)、それに似たものなのかもしれません。

さて、私の子供たちが女の子だったらどうしたかしら。本名や住所や連絡先電話番号をきちんと確認させるのは当然として、自分が相手の人と直接電話で話してみるかな。顔写真も送ってもらおうかな。それを先方が嫌がるようなら、親としては断固許可しないと思います。いや、うーん、信頼できそうな相手でも絶対いい顔はしないし、やっぱり「ダメ」と言ってしまうかも。

皆さんのお話では、高校生のアルバイトは禁止している学校がほとんどとのことですが、雇用者がそれを知らずに採用してしまうケースも多いらしく、こっそりアルバイトしている生徒もいますし、今回ご参加の皆さんが支援している若者の場合は生活困窮家庭ということで、きちんと許可を得てアルバイトしている生徒さんもいます。また、大学生になれば堂々と働けるので、保護者がいくら禁止してもやがてお金が溜まってきたら行ってしまうそうです。

意見交換タイムではそういった事情を踏まえ、きつく禁止して隠れた行動を取られるよりも、危険性や計画についてきちんと共有し合ったほうが最終的にリスク防止になるのでは?という見解が大半でした。高校生は計画も現実味に欠ける甘さがあるので、話し合ってそこを指摘するのも有効とのこと。

「行ってはいけない」と止めて素直に従う子供さんならいいのですが、行きたくてパタパタしている高校生や大学生を力づくて止めることはできないんですよね、だけど非常に心配な事柄ですし、ニュースになるような事件も実際に起こっているので、ある方は「心配で心配で帰ってくるまで生きた心地がしなかった」とも。本当にそうだと思います。

公式_Twitter_Logo_WhiteOnImage

高校生の娘さんがいるある知人にこの話をしたところ、なんと知人も同じパターンらしく、知人の場合は必ず自分が東京まで同行しているそうです。ライブ会場の入り口で相手(女子)と会うところまで見届けたら、あとはライブが終わるまで東京で自分の時間を過ごし、終了後はまた夜行バスで二人で宮城に帰って来るとのこと。場合によってはそのまま出勤することもあるんだって!ちなみにご主人には「娘のライブに付き添う」とは伝えていますが、Twitterがらみのお友だちなどの話はしないそうですよ(笑)

知人は「この歳になって夜行バスに何回乗っていることか(笑)」と笑って話してくれて、確かにそれがベストなのかもしれませんが、定時退社で休暇も取りやすいしっかりした勤務先に勤めていて、仕事やお金にも余裕がないとできないとできないことだなぁ・・・と、個人的には思いました。

いずれにしてもお子さんとの関係が良好だと、お互いに忌憚なく話ができているようです。そのためにも、SNSを頭から否定したり、「自分はわからない」と壁を作ってしまうのではなく、困ったときに打ち明けて相談してもらえるような、ある程度の知識と肯定的な関わりは必要に感じている私です。今日の会では「実際に会いに行ったが、相手が思ったほど(そのアーチストについて)詳しい人物ではなく、期待外れでもう会わないようだ」という体験談も出て、本当に様々な事例に接することができました。

(※過去のショートTipsはこちらです) 

 スマホをPC経由でプロジェクター投影!ApowerMirrorを入れました

SNS講座は公私を問わずよく頼まれるのですが、理解するために何が一番効果的か?と言えば、やはり実際に使っているのを見てもらうことだと思うんです。

スマートフォンなどある端末の画面をそのまま別な機械(TVやPCなど)で表示させることをミラーリングと言いますが、私は今までそのための専用ケーブル(Android Mirror)をつかっていました。ですが、機種変更でTypeCのスマートフォンに変わりアダプターを付けても接続できなくなってしまったので、ずっと気になっていました。

そこで、今回はネットで調べてApowerMirror(エーパワーミラー)というアプリを入れてみました。スマホとPCの両方にインストールして、PC経由でプロジェクターに映し出します。

Wi-Fi経由でミラーリングができるなんて、これは便利です!ただし、スマホとPCを同じネットワークの配下に置かないとダメなので、解約しようと思っていたポケットWi-Fiの利用がまた復活してしまいました^^講座ではスマホもPCもポケットWi-Fiにつなげて映します。スマホだけつかうなら他の方法もあるかもしれませんが、PCでPower Pointを映しながら合間にスマホ画面を見てもらう形なので、自分はいまのところこの方法がやりやすいかな。

使い勝手は、以前の方法と比べてとても簡単に素早く起動するので、非常にいいです。ちょっと見ないと、こうやって便利なものがどんどん出てくるのですから、物事は一度諦めた事でも、時間を置いて調べてみないとダメですね? (ちなみにうちの息子によると、MacはiPhoneやテレビとすべて連動できる仕組みがあるらしいく、教育現場では多く採用されているとのこと。)

SNS活用については2月にも川渡や一関でセミナーを担当する予定がありますが、これで今までと同じようにスマートフォンをPCに表示させて、それをプロジェクターに映しながら、わかりやすい解説を皆さんにご提供できそうです。昨年から気になっていたのでようやくひと安心!

実際に自宅で試してみた動画はこちらです。

(※過去のこぼれ話はこちらです)

 本日の研修データ

研修名:社会的養護施設等退所者等の「アフターケア事例検討会」
タイトル:若者に共感するために知るSNS基本講座
テーマ:SNSの基本と使い方
内容:Twitter(ツイッター)やLINE(ライン)の実際の使い方と特長、注意点、危険性などを解説
業種:参加者公募
人数:約20名
時間:4時間のうちセミナーは1時間
会場:TKP仙台南町通カンファレンスセンター8階
主催NPO法人 ほっぷすてっぷ




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