石神の丘美術館で貸し出しているフェリシモの「アジサイ傘」をさして

6月21日と23日はいわて銀河鉄道さんの新任役職者研修(講師)でした。

日程が1日空いているので初日に仙台に帰ってもよかったのですが、せっかくのご縁なので中日は自費で盛岡に泊まり、いわて銀河鉄道に乗ってみたいと思いました。

本当は石川啄木記念館に行きたかったのですが、社員の方から「今は改築のため休館中」と聞き、どこか沿線沿いに観光や見学ができるところはあるかお尋ねしたところ、今回の目的地である石神の丘美術館を教えていただきました。今の季節はラベンダーが見ごろとのこと。

石川啄木記念館に行くつもりでいたので、そちらは何も調べていませんでしたが、「駅から歩いて行ける」とのことだったので出張中の運動不足の解消もかねて早速行ってきました。

今回は自分の思い込みや勘違いに苦笑することが多かったのですが、何も知らない県外のお客さんが予備知識を持たずに現地に行くとこんな風に思うんだ、というエピソードが満載なので、おおいに笑っていただければ幸いです。

今回は自分の備忘録も兼ねて、分割せずに1ページに全てを掲載したので長いです。検索等でご訪問の方は興味のありそうなところだけ読んでくださいね。

IGRいわて銀河鉄道「盛岡駅」から「いわて沼宮内」へ

IGRいわて銀河鉄道(盛岡駅)

IGRいわて銀河鉄道は昔の東北本線です。調べたところ、旧東北本線の盛岡以北から県境までをJRから継承した第三セクターで、主要株主のうち岩手県が54.1%、盛岡市が15.8%を占める会社さんです。(お名前が「銀河鉄道」ですが宮沢賢治ゆかりの花巻は通りません)

今日たまたま出てきた岩手めんこいテレビのこちらのニュース動画を見て、岩手県では昨年の夏に大雨の被害があって、IGRいわて銀河鉄道さんでも大きな赤字になったことを初めて知りました。

であればなおさら(たとえわずかでも)売り上げに貢献したいですよね。

ちなみに社名の前に毎回必ず「アイジーアール」「IGR」という文字が付くので気になっていましたが、Wikipediaによれば、社名決定時に同名の会社がすでにあることがわかり、重複しないように「アイジーアール」を先頭に加えたらしいです。納得しました!

IGRいわて銀河鉄道の「盛岡駅」はどこ?

JR盛岡駅

【ひとこと👉】ホテルから徒歩で盛岡駅に到着しましたが、IGRいわて銀河鉄道さんの「盛岡駅」がどこなのか全くわかりません。かつてよくお仕事で利用した十和田観光電鉄(2012年に廃線)の三沢駅のように駅舎の外にあるのかしら?

乗り場の場所を尋ねました

【ひとこと👉】警察官なのか警備員さんなのかよくわかりませんでしたが、偶然、制服の二人組が歩いていたのでいわて銀河鉄道の乗り場を尋ねたところ「ここから入って通路を右に曲がって、ずっと歩いていくと奥にあります」と教えてくれました。

「ずっと奥」という言葉に少し切なさを感じる私。ずっと奥なんだ・・・新幹線ができる前の東北本線は東北の大動脈でしたから。

ちなみにこの二人組は私と別れたあとにすぐ、また別な方に道を聞かれていました(写真)。係の方も大変ですね^^

案内表示を見てひと安心

【ひとこと👉】案内板がありました!よかった、建物の中みたいです。この場所は駅なのかフェザンなのかよくわかりませんが、矢印の通りに進みます。旅行者にとってこういった案内板は本当に助かります。

この先にいわて銀河鉄道の乗り場と花輪線の乗り場がある?(よくわかっていない人)

【ひとこと👉】案内表示に従ってズンズン歩いていきます。宮城県民なので事情がよくわからず、この表示を見たときは、この先に「花輪線」と「いわて銀河鉄道線」の改札口が別々に二つあるのだと思いました。けれど実際は同じ改札口でした。

IGRいわて銀河鉄道の改札口に到着

【ひとこと👉】ありました!ここがIGRいわて銀河鉄道さんの「盛岡駅」なんですね!改札口は新しくてモダンな外観です!ロゴマークもかっこいいですね。

IGRいわて銀河鉄道の「盛岡駅」の改札口

運賃表と親切だった改札係の女性スタッフさん

【ひとこと👉】路線と運賃表です。目的地の「いわて沼宮内」までは950円とのこと。切符を買ってホームに入ろうとしたら、改札係の女性の方が「今、止まっているあの電車ではないので(間違わないように)その次の電車に乗ってください」と、親切に教えてくれました。

改札スタンプは押してもらったものの、発車までまだ30分以上もあるので「これ、押してもらったのですが、今すぐホームに入らないで改札の外で待っていてもいいですか?」と尋ねたら笑顔で「大丈夫ですよ」と答えていただきました。あったかくていいなぁ💕

助役さんと記念撮影、ありがとうございます

【ひとこと👉】私が乗りたい10:13発「金田一温泉行」までは充分時間があったので付近をウロウロしていると、昨日、研修に参加してくださった助役さんがいらっしゃいました。厚かましい?とは思いつつもお声がけしてご挨拶をして記念撮影をしていただきました。

一部の列車はJRのホームから発車するそうです

【ひとこと👉】一部の列車はJR線のホームから発車するそうです。うわー、こういうのは(私のような)旅行者にはわかりにくいですね。この列車なら迷っていたかも(笑)

石川啄木記念館の「休館のお知らせ」が掲示されていました

【ひとこと👉】改札口の壁面に「石川啄木記念館休館のお知らせ」が張り出してありました。なるほど、こういう告知に携わっている皆さんなので、私が「石川啄木記念館に行きたい」と告げたときにも、すぐに「休館だったかも?」と気が付かれたんですね。

石川啄木記念館の公式サイトは、事前に仙台で何度か閲覧していたのですが、休館中であることがひと目でわかりにくいので、情報としてお知らせに掲載するだけでなく、サイト内の目立つ場所にもっと強調して表示してほしいな。サラッと見ただけでは「休館中」に全く気が付きませんでした💦

上記についてTwitterで要望をお伝えしたら、早速、修正してくださったようです!ありがとうございます!(変更前)(変更後)

IGRいわて銀河鉄道「盛岡駅」のホームと電車

IGRいわて銀河鉄道線の盛岡駅ホーム

【ひとこと👉】発車までまだ20分以上ありますが、改札口付近の写真を撮り終えて時間を持て余してしまったのでホームに入りました。写真の電車が「乗っちゃダメ」なやつですね。

今停車しているこちらは花輪線に直通する9:53盛岡発「荒屋新町行」の電車です。これに乗ったら好摩から分岐して目的のいわて沼宮内には行かないので、あぶない、あぶない。

花輪線直通の9:53盛岡発「荒屋新町行」が発車します

【ひとこと👉】先発の9:53盛岡発「荒屋新町行」が発車して行きました。よく見たら車体にJRと書いてあるのでJRの電車みたいです。

JR花輪線がIGRいわて銀河鉄道のホームから発車するなんて、旅行者なら迷ってしまいそうですが、調べたところ、これも岩手県を走る盛岡以北の東北本線がIGRいわて銀河鉄道に承継されて、花輪線が飛び地状態になっているからだそうです。

10:13発「金田一温泉行」がホームに入線

【ひとこと👉】私が乗る10:13発「金田一温泉行」がホームに入線してきました。電車の入線ってなぜだか動画に撮りたくなります。私、地元の踏切でも電車が通るとなぜか動画に撮ってしまうんです😅

電車はIGR7001-2という形式の車両でした

【ひとこと👉】早速電車に乗車します。車体にIGR7001-2と書いてあります。調べてみると元はJR東日本のクモハ701-1039という車両で、1996年製造の川崎重工製だそうです。

平日の日中なのでお客さんはまばら

【ひとこと👉】平日の日中なので車内は人影まばらですが、このあともう少しお客さんが増えました。

お得な企画乗車券がいっぱい!

【ひとこと👉】待ち時間に車内の広告を眺めてみました。そういえばきのう研修を担当した皆さんの中に「企画乗車券に携わっている」という方がいらっしゃいました。こういったお仕事をされているんですね。お仕事先が製造業のときはよく工場見学をさせていただきますが、研修先の現場は本当に参考になります。

恐る恐る運転席を撮ってみました

【ひとこと👉】誰もいなかったので恐る恐る運転席も覗いてみました(ドキドキ)。私は”鉄子”さんではありませんが、こういう計器類が並んでいるとやっぱりワクワクします。乗り物を運転するってかっこいいと思います。

いわて沼宮内駅に到着

もうすぐ「いわて沼宮内」

【ひとこと👉】もうすぐ「いわて沼宮内」です。この路線は元の東北本線なので、この線路の上を「特急はつかり」(上野↔青森)が通ったんだなぁなどと思いながら電車に揺られていました。

私は電車通学(南仙台→仙台)だったので、東北新幹線が開業するまでは仙台駅のホームに「ひばり」や「はつかり」が止まっていたことをよく覚えています。

いわて沼宮内(ぬまくない)駅に到着しました

【ひとこと👉】・・・ということで電車は「いわて沼宮内」駅に到着しました。途中で車掌さんが何度か変わりました(運転士さんも?)。

地元仙台のJRもそうですが、最近の鉄道は若い女性の車掌さんが多いので、昔とはずいぶんイメージが変わったなぁと思います。

いわて銀河鉄道線のホームから見たいわて沼宮内駅

【ひとこと👉】いわて沼宮内駅で下車。駅舎は東北新幹線も止まる駅なので新しくて立派な建物でした。なんとなく・・・ですが、ゆりかもめの新橋駅に似てるなぁと思いました。ここから歩いて石神の丘美術館に向かいます。

石神の丘美術館とその周辺

石神の丘美術館

いわて沼宮内駅から石神の丘美術館へ

いわて沼宮内駅の案内板

【ひとこと👉】いわて沼宮内駅で、ここからどちらに歩いて行ったらいいのか考えあぐねていたところ、案内表示が目に入りました。助かりますね!目的地までの道筋はスマホのナビでわかりますが、駅の降り口や大規模施設の出入口って、現在地からの”最初の一歩”がどっちの方向なのか、意外にわかりにくいんですよね。

いわて沼宮内駅の駅前広場のロータリー

【ひとこと👉】いわて沼宮内駅の駅前ロータリーです。スマホのナビによれば、目的地の石神の丘美術館はここから降りて右手に行くそうです。

北上川源流のまちだそうです

【ひとこと👉】駅から歩いて行くと、小さな川がありました。看板を見てびっくり!え!この小さい川が北上川なの?

宮城県人の私はお仕事でよく石巻や登米を車で走りますが、川幅が広くてゆったりと流れる北上川を目にするたびに、仙台市内を流れる広瀬川とは違って大きな川だなぁという印象を抱いていました。

看板を読むとここ岩手町は北上川の源流の町だそうです。北上川は一関でも北上でも花巻でも盛岡でも、今まで車でお仕事先に向かうときには必ず目にする川でしたが、元をたどればここ岩手町に行きつくんですね。感慨深い思いがしました。

看板には以下のように書いてありました。

●北上川の名前の由来●
一級河川北上川は、ここ岩町の御堂に源を発し、岩手県を南に縦貫して宮城県石巻湾から太平洋に注ぐ、感染流路延長249㎞、流域面積10.150K㎡の東北第一の河川です。
この地方は日本書紀にでてくる『武内宿禰、東国より還りまいてきて奏して言さく、「東の夷の中に日高見国あり…」』(景行天皇27年2月条)の日高見国ではないか、といわれています。日高見国がどこにあるかは、はっきりとしていませんが、朝廷の権力のとどかない辺境の地をさしたものと考えられています。
その日高見国を流れる川「日高見の母なる川」の意味が、日高見川(ヒタカミ川)→キタカミ川、やがて北上川とあて字をするようになったといわれています。

岩手県の看板

ここが石神の丘美術館への登リ口

【ひとこと👉】スマホのナビに従って歩いて行くと、どうやらここが石神の丘美術館への登り口の階段みたいです。

昨年は毎週日曜日にパート勤務の夫を職場に送ったあと、帰りに道沿いの神社の長い石段を必ず上り下りしていたのですが、今は夫が退職したのでその機会もなくなりました。

ですが今日は久しぶりに石段をガンガン上っていきますよ。

美術館が見えてきました

【ひとこと👉】石段を登っていくとすぐに美術館が見えてきました。階段沿いの水路に水は流れていませんでしたが、ラベンダーが植えてあって期待をそそります。

美術館では何やらイベント開催中?

【ひとこと👉】美術館の中に入るとイベントの横断幕?や物販コーナーが目に飛び込んできました。

ちなみに私(宮城県人)はちらっと公式サイトを少し確認しただけでここにきているので、この美術館がどんな美術館なのか今思えばまったくよくわかっていませんでした💦

受付の説明がわかりにくくてちょっと残念

【ひとこと👉】石神の丘美術館の料金表です。美術館という名前なので「美術(主に絵画作品)を展示する施設」で、「収蔵作品の常設展があってさらに企画展がある施設」だと思っていました。(さらに今回の目的であるラベンダーも、たぶん美術館周辺の庭などに咲いているのだろう、と勝手に思っていました💦)

その発想でいくとこの料金表は意味がよくわからなかったので、受付の人に聞いてみたのですが、あまり説明の上手な方ではなかったようで、聞いてもよく理解できません。(私が勘違いしているので)

ここはひとこと「この美術館は彫刻やオブジェの野外展示と植物(花とアートの森)がメインの美術館です」と言ってもらえたらよかったのですが、県外からやってきて予備知識がなかった私は「花とアートの森」は施設が企画した臨時の特設イベントだと思ってしまったんです😅

そこでとりあえず絵を見ようと思い、企画ギャラリーの観覧券を買いました。

石神の丘美術館「いわてでえがくいわてでつくる」

チケットはシールになっています

【ひとこと👉】チケットはシールになっています。こちらを服の上から見えるところに張り付けて入場します。

「いわてでえがくいわてでつくる」のチラシと作品目録(スライドショー)

禁止作品以外は原則写真撮影オッケー

【ひとこと👉】この企画展では、写真撮影禁止の札が貼ってある作品以外は、原則、撮影OK・SNS投稿OK(既定のハッシュタグ必須)とのこと。気に入った作品があればシェアできるので、こういうのは個人的にはうれしいです。

作品を見てまわる笹崎

やっぱりカラフルな作品が好き

【ひとこと👉】あいにく作者のお名前を控えていなかったのですが、私はやっぱり正面の絵のようなカラフルで現実的な作品が好きですね。

気になったのは浅倉伸さんの『滅びない』という作品

【ひとこと👉】今回見た中では(野外は除く)浅倉伸さんという方の『滅びない preoccupies(七十一)』という作品が印象に残りました。絡み合った紐状のものが全面に展開しているだけの絵ですが、色鮮やかで斬新で「滅びない」というタイトルもいいなぁと思いました。

企画展の展示スペースが思ったよりも小さかったので、ひと回りして「え?これで終わり?」と思ってしまいましたが、それもこれも全部自分の勘違いによるものなので、悪く思わないでくださいね💦

驚き!通路を抜けたらそこは道の駅だった!

レストランが併設されているようです

【ひとこと👉】11:30になったのでおなかがすいてきました。美術館の庭越しに食事をしている人が見えます。どうやらレストランが併設されているようなので行ってみることにしました。

驚き!!!通路を抜けたらそこは道の駅だった!!

【ひとこと👉】レストランの入り口を探して通路の向こうに回ってみると、えー!!!本気でびっくりしました。そこは道の駅(道の駅 石神の丘)だったんです。丘の石段を登って石神の丘美術館という単独の施設をピンポイントで訪問しているものとばかり思っていました💦

石神の丘美術館は道の駅に併設された美術館という扱いだったの?

【ひとこと👉】驚いて今通って来た通路を振り返ると写真のような感じでした。これだとまさに道の駅の一部のような雰囲気ですよね。なるほど、道理で納得しました。

実は美術館を出るとき、私と入れ違いに観光客のグループが入って来たのですが、なんとなく・・・アートに馴染まないような(すみません!)賑やかな雰囲気のおば様たちで、ちょっと違和感があったんですよね。でも道の駅のほうから入館されるのなら、買い物がてらに様々な方が来館されると思うので、すごく納得しました。

レストラン石神の丘で焼きカレー

レストラン石神の丘の「産直野菜10種類と岩手町産ソーセージの焼きカレー」

レストラン石神の丘の外観です

【ひとこと👉】レストラン石神の丘の外観です。道の駅側から見るとオシャレ度が多少落ちる(?)気もしますが(あくまでも個人的なイメージ)早速入ってみました!

どうやら焼きカレーがおススメらしい

【ひとこと👉】レストランに入ってみると写真のような案内板がありました。どうやら地元岩手町産のソーセージを使った焼きカレーがおススメみたいです。

レストランには岩手町おすすめメニューがいっぱい

【ひとこと👉】レストラン石神の丘の「岩手町おすすめメニュー」です。この日は普通に(岩手町とは無関係の)ラーメンを食べているお客さんが多かったので、ラーメン好きの私としては決心が揺らぎかけましたが、それでもせっかく来たからには地元の食材が一番!と思い、メニュー右上の「産直野菜10種類と岩手町産ソーセージの焼きカレーとゆうやけピコセット」を注文しました。

ちなみに「ゆうやけピコ」というのは(このメニューによれば)「石神の丘のゆうやけをイメージしたバタフライピーティとカルピスを使用したドリンク」とのことです。

???バタフライピーティってなに?実際に飲んでみた結論としては、要するに見栄えのいいカルピスということでいいと思います(笑)。また焼きカレーの野菜の種類は季節で変わるそうです。

※後日検索。バタフライピーティはバタフライピーというマメ科つる性のハーブを使ったハーブティとのこと。

レストラン石神の丘の店内です

【ひとこと👉】レストラン石神の丘の店内は木材がふんだんに使われていてナチュラルモダンな雰囲気です。だけど(このときは)お客さんはみんなラーメンを食べているっていうアンバランスが面白かったです(笑)

レストラン石神の丘の「焼きカレー」が来ました!

来ました!焼きカレーはアツアツでとても美味しそう💕ゆうやけ何とかピコはミルクピッチャーに入っている何かの液体(レモン汁などなにか酸性のもの?)を入れると色がグラデーションに変わります。

「焼きカレー」でチーズがとろ~り

【ひとこと👉】うーん💕とろけるチーズが美味しいです💕ご飯の量も思ったより少なめでダイエットが気になる私にはピッタリ!野菜が豊富なのもうれしいですね💕

産直ショップも覗いてみました

道の駅石神の丘の「産直石神の丘」の店内

【ひとこと👉】せっかくここまで来たので産直ショップも覗いてみました。新鮮な野菜や山菜がたくさんあって思わず爆買いしたくなりますが、今夜ホテルに一泊して明日の夕方に仙台に帰るので、鮮度のことを考えて今回は見送りました。こちらの道の駅は生産者さんの紹介が詳しく掲示されていていいですね。生産者さんにとってもきっと励みになると思います。

お土産に「奥中山高原のおせんべい」を購入

【ひとこと👉】産直石神の丘で家族へのお土産に「奥中山高原のおせんべい」を買いました。箱のラベルを拝見すると「カナンの園 シャローム」さんというおっしゃる社会福祉法人が製造元になっていましたので、ハンディキャップをお持ちの方の自立支援の商品だと思われます。

私は福祉関係のお仕事先も多いので、こういう商品を見かけるとお手伝いしたくなります。市販品を世間に流通させていくために支援者はとてもご苦労されているんですよね。

【ひとこと👉】このラベルでは空欄になっていますが、栄養成分表示は反対側に貼ってありました。

「奥中山高原のおせんべい」の栄養成分表示

石神の丘美術館「花とアートの森」

昨年の長雨と高温に耐えて生き残った一部のラベンダーたち

産直ショップの説明書きで初めてわかった衝撃の事実

【ひとこと👉】美術館を見てご飯を食べて、産直ショップでお土産も買った私でしたが、IGRいわて銀河鉄道の女性社員が教えてくれたラベンダー畑というのはどこにあるのだろう?とずっと思っていました。

お恥ずかしい話ですが、私はそういった季節の見どころは現地に行けばわかりやすく表示されているもの・・という思い込みがありました。(本当に今回は「思い込み」だらけの小旅行ですね💦)

そんな私の目に飛び込んできたのが、産直ショップに張り出されていたこの表示です。

石神の丘にあるのは全国的にもめずらしい野外彫刻美術館
季節の花々と野外アートが楽しめる森にでかけてみませんか

予備知識が全くなかった私はまたまたびっくりしてしまいました。「石神の丘美術館は”野外彫刻美術館”だったんだ!!!」これは衝撃です!絵画の展示がメインだと今の今まで思い込んでいました(WEBを見てもパンフレットを見ても全く気付かず)・・・

だとするとこの美術館のメインコンテンツは当然「花とアートの森」で(と今頃気づく)、あらためてパンフレットをもう一度見直すとお目当てのラベンダー畑はどうやらそちらの有料エリアの中にあるようです。

石神の丘美術館に再入館「花とアートの森」

チケットを買い直して再入館

【ひとこと👉】おやおや、と自分に苦笑しながら慌てて引き返し、チケットを買い直して再入館。受付の近くにある扉が「花とアートの森」の出入り口になっているようです。

石神の丘美術館「花とアートの森」園内マップ

熊よけの鈴とアジサイの傘を借りる

【ひとこと👉】「花とアートの森」の入り口に熊よけの鈴と貸し出し用の傘がありました。パンフレットにも掲載されていましたが、この傘はアジサイが描かれた素敵なフェリシモの傘です。先ほどから小雨がパラついたり止んだりのお天気なので、この傘と熊鈴を借りて出発です。

山の遊歩道沿いに彫刻やオブジェが展示してあります

【ひとこと👉】石神の丘美術館の「花とアートの森」はこんな風に山の遊歩道沿いに彫刻やオブジェが展示してあります。展示はまばらで、作品同士がけっこう離れていて数もそんなに多くはなかったと思います。私は彫刻やオブジェにはそれほど興味がないので、もしかしたら目に入らなかっただけかもしれませんが・・・

アジサイの開花はまだずっと先のようでした

【ひとこと👉】仙台では今アジサイが満開でまさに今が見ごろですが、こちらではまだずっと先のようです。パンフレットを確認すると7月上旬から咲き始めるようです。やっぱり季節がけっこう違うんですね。

みはらし台(恋人の聖地)です

【ひとこと👉】入り口から10分ぐらい歩いて山の高いところに来ました。マップで確認するとここがみはらし台で「恋人の聖地」らしいです。

「恋人の聖地」というのは、どうやらプロポーズにふさわしい場所を選定するNPOさんのプロジェクトがあるようで、サイトを確認すると「少子化対策と地域の活性化への貢献がテーマ」等々、固いことが書いてあってちょっと笑っちゃいました。バナーが貼ってあったので環境省や観光庁の助成事業なのかな。

遠くに見えているのは岩手山?八幡平?そして地図で確認すると目前に見えているのが岩手県立沼宮内高校のようです。あいにくのお天気でしたが清々しい景色でした。

東北新幹線がいわて沼宮内駅を通過していくのが見えました

【ひとこと👉】みはらし台から少し下っていくと、いわて沼宮内駅が見えました。ちょうど向こうのトンネルから東北新幹線がこちらに向かっているところなのですがわかりますか?(クリックして拡大するとわかるかも?)この写真のタイムスタンプが12:46なので時間的に盛岡12:37 発のはやぶさ17号でしょうか。

動画でも撮ってみましたが、不鮮明ですみません。編集してみて気が付きましたが、これって復刻カラーの新幹線のようにも見えますが、どうなんでしょう。

残念!目当てのラベンダーは今年幼苗に植え替えたばかりでした!

石神の丘美術館「花とアートの森」のパンフレット

【ひとこと👉】石神の丘美術館「花とアートの森」のパンフレットです。何度見直しても今がラベンダーの開花時期のはずなのですが、マップを見て「ラベンダー畑」と書かれた場所に来てもそれらしい風景が見当たりません。

よく見ると、咲いていることは咲いているのですが、どの株も小さくてパラッとしていて、事前にサイトやSNSで見たものとはだいぶ様子が異なります。

2023年の石神の丘美術館のラベンダー畑

石神の丘美術館のラベンダーは昨年の大雨と高温でほぼ全滅したらしいです

【ひとこと👉】事情が飲み込めずにいると、ちょうど軽自動車に乗ってガーデナーさんと思われる女性スタッフの方がやって来たので聞いてみました。

「ラベンダー畑を見に来たんですけど、これがそうなんですか?」

すると、その方のお話では、昨年の開花期の長雨とそれに続く高温の日々で大半のラベンダーが枯れてしまったそうです。

そこで生き残ったラベンダーたちを通路沿いに移植して、畑には少し前に新しい幼苗を植え替えたばかりとのこと。なるほど!だから今年は少し寂しい(一応花は咲いているのですが)景色だったんですね。

通路沿いに移植された昨年の生き残りのラベンダーたち

【ひとこと👉】係の方が教えてくださったように、通路沿いには「昨年の生き残り」のラベンダーたちが花を咲かせていました。隣に咲いている白い花はセリ科のオルレアですね。

本当はもうちょっとわかりやすいとうれしい・・・

【ひとこと👉】そういえばパンフレットでラベンダーの開花時期のところに「暑さや病気に強い品種への植え替え作業を行っています」と書いてありました。

あらあら、そういうことだったんですね。ですが、石川啄木記念館のサイトでもそうでしたが、「休館中」とか「幼苗に植え替えた」など、イレギュラーな状況のときには、もっとわかりやすいとうれしいな。

フェリシモのレンタルアジサイ傘

【ひとこと👉】小雨がパラついて来たので入り口で借りたフェリシモのアジサイ傘を差しました。

本当は満開のラベンダーを背景に撮りたかったのですが、今年は幼苗を植え替えたばかりということなので、生き乗ったラベンダーたちを背景に記念写真を自撮りしました。

それにしてもこの傘は本当に素敵ですね💕サイトで買えるので早速買おうと思います!

IGRいわて銀河鉄道で「いわて沼宮内駅」から宿泊先の盛岡に帰ります

いわて沼宮内駅に停車するいわて銀河鉄道の列車

いわて沼宮内駅に戻って来ました

【ひとこと👉】・・・ということで帰り道です。また「いわて沼宮内駅」に戻って来ました。何も考えずにぼんやり歩きながら時刻表を見たら、もう少しで盛岡駅の電車が発車する時刻でした!!うわ!急げ!

帰りの電車はIGR7000-103という車両でした

いわて沼宮内駅に停車中の13:39発盛岡行(IGR7000-103)

【ひとこと👉】ダッシュで走ったら逆に余裕で間に合いました(笑)駅に止まっているということはここが始発なのかしら?

電車のボディに「IGR7000-103」と書いてありました

【ひとこと👉】個人的に電車の型番(車両番号)には関心がないのですが、自分が何かの原稿を書くときに品番や型番で検索して調べ物をすることが多いので、こういう記載も誰かの何かの役に立つのかな?と思っての掲載です。

ボックス席がある電車でした

【ひとこと👉】行きの「IGR7001-2」と違って、こちらの「IGR7000-103」はボックス席のある電車でした。

あら、車内にトイレもあるんですね

【ひとこと👉】「IGR7000-103」にはトイレもあるようです。私は最近、突然おなかの調子が悪くなる時があるので、こういうのはすごく助かります。

IGRいわて銀河鉄道さんの切符

【ひとこと👉】行きの切符は撮りそびれたので帰りの切符を撮影。仙台にいるときは新幹線の切符かSUICAなので、在来線の「切符」は久しぶりです。今度、南仙台駅でも買ってみようかな(意味もなく(笑))

乗車中にお土産の「奥中山高原のおせんべい」も撮影

【ひとこと👉】乗車中に家族用のお土産に買った「奥中山高原のおせんべい」も撮影しました。

奥中山高原ってどの辺?。いつか行ってみたいと思いましたが、調べたらIGRいわて銀河鉄道の「奥中山」駅からは遠いみたいなので、電車利用では実現はしないかもしれませんね。

盛岡駅に到着

【ひとこと👉】そうこうしている間に電車は盛岡駅に到着しました。全4時間の行程でしたが、自分の思い込みや勘違いに苦笑してばかりの旅でした(笑)

普段は仕事でどこに行くにも車で直行して、終わったらすぐに車で帰るのですが、出張先の空き時間を利用するこんなプチ旅行もいいですね。

明日もIGRいわて銀河鉄道さんの研修です。明日担当するのは新任副課長級の皆さんです。参加者の皆さんに今日のお話ができるかな。明日のお仕事も頑張りたいと思います。