講座の概要、クリップ_w60_Clip 講座の概要

5月29日(火)は岩手県一関市の
製造業様の社員研修で
「ハラスメント防止」の
講師を務めました。

職場の生産性を高めていくためには
良好な人間関係とチームワークが
欠かせません。

研修ではパワハラ防止法の施行を踏まえ
パワハラの累計や判例、事例
そして防止のための取り組みなどを
資料や動画を使いながら
解説いたしました。

また、先日私が受講した
アンガーマネジメント講座の内容や
講師の川上淳子先生(Edu Support Office)の
著書『高齢者に「キレない」技術』から
ハラスメントに関連する箇所を抜粋して
アンガーマネジメントに関しても
少しお話をさせていただきました。

※この研修はポリテクセンター岩手
生産性向上人材育成支援センター
オーダーメイド方式生産性向上支援訓練
の制度をつかって実施されました。

これまでに講師を務めた 【ハラスメント防止研修】 の記事(一部)はこちら
これまでに講師を務めた 【製造業様】 の研修記事(一部)はこちら
これまでに講師を務めた 【岩手県内の研修(一部)】 と岩手のブログはこちら

研修レポート-ノートブック_w60-notebook 本日の講師PHOTOレポート

本日の会場

▼今回のお仕事先は山から石灰石を採掘して石灰製品をつくっている会社さんです。

▼この地域の山の岩盤は石灰石でできています。山肌が白いのがわかりますか?町内の約25%が石灰岩だそうです(出典:日本石灰協会・日本石灰工業組合

▼研修会場は工事事務所の2階でした。早く到着しすぎてまだ誰もいらっしゃいませんでした。

本日の研修

▼こちらの研修で講師を務めるのは1月に続き二度目です。

▼今回の法律で初めて定義されたパワハラについて解説しています。

▼動画を上映して各ハラスメントの具体例を知っていただきます。

▼休憩時間に次の項目の準備中。

▼4月に受講したアンガーマネジメント講座が非常に参考になったので市販の書籍から一部を引用してお話をさせていただきました。

▼優先順位のワークをやっていただいています。

▼ワーク終了後はお互いの回答を集計して共有し、自分たちの特徴や他の班との違いなど意見交換します。

▼スタートが早かったので研修が終わって外に出たら初夏の青空がさわやかでした。

ワンポイント・ここがポイント_w60-poit 講師から受講者の皆さんへ

メンバー同士で価値観を共有し合い叱るべきポイントを揃える

川上先生の講座で教わったワーク(演習)がとてもよかったので私も皆さんにお願いしてみました。職場の様々な「〇〇すべき」に優先順位をつけてメンバー同士で供し合うワークです。

同じ項目でも人によって優先順位が違いますよね。そのためメンバーの総意でグループ目標を決めても個人の価値観とは合わないケースも出てきます。

その差を埋めて意識を揃え、叱るべきポイントを共有し合うこともハラスメント防止の対策として有効です。意識が合っていれば「そこは(今は)それほど怒鳴るべき箇所ではない」と感情的になっているメンバーに言いやすくなると思います。「今は」というキーワードも相手の価値観を尊重するうえで大切かもしれませんね。

研修データ55_w55_roung_calender-clock 本日の研修データ

研修名:生産性向上支援訓練
タイトル:「成果を上げる業務改善~ハラスメント防止で健全な職場づくり」
対象:全社員の皆さん(今回は半分の方が対象)
目的:ハラスメント防止
内容:改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)について、代表的な過去の判例、パワハラの6類型と具体例、(参考)その他のハラスメント、予防と解決のために、アンガーマネジメントを知って正しく怒れる人になる
主催:ポリテクセンター岩手様
人数:約30名
時間:8時間
会場:お客様会議室
運営:東磐職業訓練協会様