★★★地方振興事務所とハローワークが主催するハラスメント防止セミナーで講師を務めました(宮城県石巻市)
講座の概要
2021年2月3日(水)は
宮城県石巻市で
中小企業事業者の皆さんを対象にした
ハラスメント防止セミナーで
講師を務めました。
このセミナーは宮城県東部地方振興事務所と
石巻公共職業安定所(ハローワーク石巻)が主催し
以下のチラシの内容で告知されたものです。
セミナーでは前半を
宮城働き方改革推進支援センターの
板垣達也センター長が担当し
制度紹介とパワハラ防止法の概要をお話し
後半を私が担当しました。
私は法律の専門家ではないので
法的な実務のお話はできませんが
ハラスメントの具体例や
上司としての関わり方
そして比較的うまくいっている
職場の特徴や共通点などを
現場レベルの目線でお伝えしました。
これまでに講師を務めたハラスメント防止研修の記事(一部)はこちら
これまでに講師を務めた官公庁様主催のセミナー記事(一部)はこちら
これまでに講師を務めた石巻の研修記事(一部)と石巻のブログはこちら
本日の講師PHOTOレポート
▼いじめ・嫌がらせなどハラスメントの相談が年々増えている現状をグラフでご説明。
▼動画を使いながらハラスメントの具体例や注意点などをお話しました。
受講者の皆さんへ
社会通念上妥当と思われる叱責はセーフですが、人格を否定する暴言はNG
セミナーでご覧いただいた動画(実際は実写)です。遅刻してきた年上のスタッフが若い店長に叱責されているシーンです。本日私の前に講師を務めた板垣先生もおっしゃっていましたが、セクハラは相手が言われて不快に感じればセクハラになるが、パワハラの場合はそうとも言えないとのこと。
確かに決められた時間に出社してこないスタッフを叱る行為は客観的に見ても妥当と考えられます。しかし、怒りの感情が爆発して個人攻撃に変わり人格を否定するような暴言が常態化した場合はパワハラに相当するといえるでしょう。
人間は感情の動物なので誰かに対して腹の虫がおさまらないと罵詈雑言がエスカレートしがちですが、そうなると業務上の叱責からは逸脱してしまうことを念頭に置き、皆さん自身の適切な関与で職場風土の悪化を防いでいただきたいと思っています。
本日の研修データ
研修名:企業魅力向上のための職場改善・ハラスメント防止対策
タイトル:ハラスメント防止対策の実務とポイント
対象:石巻管内の中小企業事業者の皆様
目的:職場改善とハラスメント防止
内容:ハラスメントの事例、判例、具体例と現場で可能な対策
主催:宮城県東部地方振興事務所・石巻公共職業安定所
人数:約40名
時間:80分を担当
会場:宮城県石巻合同庁舎
運営:宮城県東部地方振興事務所様