講座の概要
2019年7月27日(土)は医療機関の中堅職員の皆様を対象にしたハラスメント防止研修で講師を務めました。
こちらでは昨年タイプ別コミュニケーションの研修をさせていただきました。
それを踏まえたうえで行き過ぎのない節度あるコミュニケーションによる良好な職場環境の構築を目標に、今年はハラスメント防止についてお話をさせていただきました。
研修ではパワハラ、セクハラの具体例やパワハラ防止、セクハラ防止、マタハラ防止につなげる上司の行動や会社の在り方なをお話しました。
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本日の講師レポート
▼前回(昨年)の復習もかねてタイプ別コミュニケーションについても再度説明。
▼パワハラ、セクハラ、マタハラ等の定義や、パワハラ・セクハラの判例、そして動画や事例紹介などでハラスメント防止について解説させていただきました。
受講者の皆さんへ
研修でもお話しましたが、私の息子は元々細身の体格で大きな手術をしたこともあり、職場で女性から「痩せている」「ガリガリ」と言われることが多いそうです。ですがそのたびに本人はけっこう傷ついているようなんです。男の人は筋肉に永遠のあこがれがあるようなので、男性に「痩せている」と連呼することは、女性に「太っている」と言うのと同じぐらいのダメージがあるのかもしれません。
実は女性から男性へのセクハラの訴えも近年増えており、全体の1割を占めます。上の画像は厚生労働省が提供してるセクハラ防止動画の一場面で、該当のシーンはこちらから視聴できますが、このビデオではこういったケースもセクハラとされています。もしここに上下関係があればそれはパワハラの「個の侵害」にも相当しますよね。交際相手の有無など限度を超えて相手のプライバシーに立ち入ることがないよう、節度を持ったコミュニケーションが重要だと思います。
本日の研修データ
研修名:2019年度中堅職員研修会
タイトル:職場のコミュニケーション研修~ハラスメントを防ぐために~
目的:職場の良好な人間関係の形成、職場環境の構 築を図 り、職員の離職防止などに繋げていくことを目的として開催
内容:ハラスメントを取り巻く現状、各ハラスメントの定義・判例・具体例(動画)、防止の考え方
主催:公的医療機関様
人数:約150名
時間:4時間
会場:JA福島ビル