講座の概要
2020年11月19日(木)は一関市様主催の
女性キャリアップセミナー(管理者向け)で
講師を務め、タイプ別コミュニケーション講座や
インバスケット体験研修などを行いました。
このセミナーは2016年から担当させていただき
今回で5年目になります。
今年は以下のチラシの内容で告知されました。
セミナーでは前半の主軸を
タイプ別コミュニケーションに置き
後半の主軸をインバスケット体験研修
に設定して、女性管理者の皆様の
人材マネジメントや、企業人としての
判断力や優先順位付けの指標になる
演習を行いました。
これまでに講師を務めた女性社員/職員研修の記事(一部)はこちら
これまでに講師を務めた岩手県の研修記事(一部)と岩手県のブログはこちら
本日のPHOTOレポート
▼会場は両磐地域職業訓練センター(東磐職業訓練協会)の2階大会議室(講堂)でした。
▼新型コロナウィルス感染拡大防止のため手指の消毒を促す貼り紙があちこちに掲示されていました。
▼例年は座席で行うアイスブレークの自己紹介も今年は離席して立って行いました。・・・が、段々皆さん距離が近づいてくるんですよね。
▼タイプ別コミュニケーション講座では、スライドに表示された問題に答えて自分のタイプを計算してもらいます。
▼午後はインバスケット体験研修です。優先順位をつけながら制限時間内に未解決事案の対応策を考えていただきました。
▼制限時間終了後、グループに分かれてお互いの回答を共有し合い自分が付けた優先順位をシェアします。
▼優先順位のベスト5を並べてみると、それぞれが結構違っていて驚きますよね。ですが緊急性と重要性の両方が高いと感じる事案は半分ぐらいの方達がだいたい同じようです。
▼セミナーではほかに、効果的なOJTや目標達成についてもポイントをお話し、職場リーダーとしてのマネジメントに少しでも役立つ内容を心掛けました。
▼配布したテキストにはない資料を掲示したところ、終了後に一部の皆さんが写真を撮りに集まりました。この熱意がきっと職場を変えてくれると確信します!
受講者の皆さんへ
社会通念上妥当と思われる叱責はセーフですが、人格を否定する暴言はNG
私自身が大変参考になった本なので、研修でもご紹介した『生きるスキルに役立つ脳科学』の1ページです。著者は岩手医大の薬学博士でプロコーチの資格を持ちヨガのインストラクターでもある駒野宏人先生です。
駒野先生によると、人はポジティブ感情になると認知能力が向上するそうです。そしてポジティブ感情は、集団生活で他人が自分を守ってくれていて、安心・安全を感じた時に活性化されるそうです。
私自身の経験でも、人間関係や人材マネジメントがうまくいかないときは、「相手を正そう」「非を認めさせそう」という思いが先行して、相手が私自身に対してポジティブな感情を抱けない間柄になっているときでした。今は責任者、指導者、上司、という立場から一度降りて、ときには相手のネガティブな感情を承認し共感してあげる機会も必要だと考えています。
本日の研修データ
研修名:女性キャリアップ支援事業
タイトル:女性キャリアアップセミナー(管理者向け)~部下育成に必要なこととは~
対象:一関市内企業等の管理者又は管理者候補の女性社員などの皆様
目的:人材マネジメント能力とリーダーシップの向上
内容:タイプ別コミュニケーション、インバスケット体験、褒め方・叱り方、職場活性化など
主催:一関市
人数:約20名
時間:6時間
会場:両磐地域職業訓練センター
運営:東磐職業訓練協会様