講座の概要
2020年10月21日(水)は
山形県西置賜郡飯豊町
(にしおきたまぐんいいでまち)で
製造業の皆さんのパワハラ防止研修の
講師を務めました。
今年は6月1日にパワハラ防止法
(改正労働施策総合推進法)が
大企業に対して施行されましたが
2022年4月1日には中小企業にも
法律が適応されます。
そういった法律の改正を背景に
パワハラ防止法についての解説などを主にした
班長以上の皆さんを対象にした
研修をご依頼いただきました。
研修は参加者の勤務シフトに合わせて
同じ内容を3回に分けて実施することになり
この日はそのうちの2回を入れ替え制で
行いました。
これまでに講師を務めたハラスメント防止研修の記事(一部)はこちら
これまでに講師を務めた山形県の研修記事(一部)と山形県に関するブログはこちら
本日の講師レポート
▼都道府県労働局の窓口など、個別労働紛争の相談コーナーに寄せられた民事上の個別労働紛争の内訳を解説しています(※出典はこちらです)。今回は接続機器の都合で皆さんと並んで同じ方向を向く形の講義スタイルになりました。
受講者の皆さんへ
ハラスメント対策を義務化した法律です
研修で使用したパワハラ相談対応例の動画です(この動画はこちらから視聴とダウンロードができます)。とても参考になりますが、パワハラの被害者は話が大きくなることを嫌い、会社で定められた窓口があっても、話をしやすい現場リーダーのほうに相談してくるケースもあるかと思います。
こういった相談が初めてでどうしたらよいかわからない場合、何かしなければ、とすぐ対策のほうに考えが行きがちですが、真っ先にするべきことは、プライバシーに配慮した場所で自分の考えを挟まずに、時間をかけて聞き手に徹し、十分相手の話を聴くことです。そのうえで、最後に相手が何を望んでいるのか尋ねてみましょう。
この質問がとても大事です。なぜならそこまで確認するとこれからの方向性が明らかになり、相談される側の動き方に目途が付いて来るからです。「パワハラを受けた」と聞くと焦ってしまいますが、その場しのぎでなだめたり様子見で先送りしたりせずに、まずはヒヤリングを心掛けてくださいね。
本日の研修データ
研修名:ハラスメント防止研修
タイトル:ハラスメント防止研修 ~健康な職場づくりの基本~
対象:班長以上の皆さん
目的:管理監督者への意識付けによるトラブル防止と健全な職場環境の醸
内容:パワハラ防止法と背景について、パワハラの6類型、判例の紹介、パワハラの具体例、法律の対象になっているその他のハラスメントについて、防止のために
主催:製造業の会社様
人数:各回約20名
時間:2時間×3回実施(入れ替え制)※本日はそのうち2回を実施
会場:お客様の会議室
運営:製造業の会社様