金型ってなに?庄司製作所を見学して庄司大社長にいろいろ教わりました(ワッツ・ビジョン笹崎久美子/宮城県柴田町にて)_w1280_20180411_083535-1

この記事は私が見学時(2018年)の記憶を思い出しながら、5年後の2023年3月に書いたものです。

当時の私はエフエムたいはくさんでラジオ番組を自主製作していました。

しかし製造業の方がゲストでいらっしゃったときによく話題になる「金型」がどういったものか、まったくわかっていませんでした。

そこで出演者でもあり知人でもある株式会社庄司製作所の庄司大社長にお願いして、製造の現場を見学させていただいたのでした。

※工場見学の過去記事はこちらです。
※これまでの見学履歴はこちらです。

庄司製作所はモールド金型と関連治具を製作している会社さんです

庄司大社長に会社案内(2018年時点)をいただいたので掲載しました。PDFはこちらです。

ご訪問したのは2018年4月11日です。会社は宮城県柴田町の上名生(かみのみょう)にあります。

幹線沿いではなく柴田球場(アステムチャレンジスタジアム)の北側の敷地で、庄司電機柴田工場さんの奥です。ちなみに庄司電機さんはご親戚だそうです。

プラスチック製品を作るときに必要なのが金型?

庄司社長のお話を動画に撮らせていただきました。(一例として)こういうプラスチック製品を作るときに必要なのが金型で「それがこれです」という説明でした。

ですがこのときは全くの初心者だったので、そう指さされても何が何だかよくわからず、あまりピンと来ていませんでした(汗)いったいこれはなに?(金型というのはわかりましたが・・・笑)

金型とは?その後の個人的な理解

今はプラスチック成型にもいろいろ種類があることがわかっていますが、たとえば射出成型機について説明している上の動画に金型が出てきます。1:20 あたりです。とてもわかりやすいです。

動画で投稿者さんが指さしているものが金型です。金型というのは要するに何らかの製造機械にセットして使うものなんですね。(素人はそういうことさえわからないものなんです・・・)

ということは、発注者は「これこれこういう製造機でこういう製品を作りたいから、それが作れる金型をこの寸法で」みたいな発注の仕方なのかしら。

(画像:モルテック

一例ですが金型の構造はこんな感じになっているようです。固定部と可動部にわかれていてこの二つがピストンのように閉じたり開いたりしながらプラスチック製品を作るということです。

動作的には閉じているときに液状のプラスチックが流し込まれ、それが固まるタイミングで金型が開いて製品が取り出されるということになるのかな。

一連の動きは先ほど掲載した動画「5分でわかる射出成形機」にとても分かりやすく解説されています。それにしてもドロドロの樹脂があんなに早く固まるのがびっくりです。どうして?

そしてこのあと、庄司社長に金型や部品などを実際に作る様々な機械をみせていただきました。

放電加工機と電極材・・・だそうです

放電加工機と電極材・・・だそうです。電気のスパークの熱で金属を溶かして加工するそうです。

調べてみると以下のような解説がありました。

放電加工機とは、水や油などの液体の中で、向かい合った金属の間に電気による火花を起こすことにより生じた熱で金属を溶かして加工する工作機械です。 液体の中で火花を起こすと、金属が溶けはじめ、液体によって冷やされ飛散します。 飛散しなかった箇所は穴のようにくぼんだ状態で残ります。

放電加工機 お役立ちナビ


普通の切削機では加工できない固さを持つ高硬度の合金などを精密に加工するための機械らしいです。

刃の働きをする部分を電極材というそうです。奥の棚にもいろいろ並んでいますね。以下の仕組みで金属を加工するようです。

(画像:Mitsuri

エンドミルと油を使って金属を切削加工

エンドミルと言われる刃物と油を使って金属を切削加工しています。

こちらがエンドミルです。

(画像:MiSUMi

エンドミルは回転させて金属を彫る工業用の刃物ですが、先端だけではなくネジの部分も刃物になっていることが特徴で、これがあることで縦方向だけでなく横方向にも移動させて金属を切削できるのが特長です。

エンドミルについてはYouTube動画「エンドミルって何? エンドミルの超基本 【トミーグローバル】」が非常にわかりやすいのでそちらをご覧ください。

それから切削油についてですが、YouTube動画「エンドミルと切削油 切削油の影響は? 【トミーグローバル】」によれば、油を使う目的は以下のよなものだそうです。

それにしても今はどんなことでも必ずどこかの誰かが解説してくれているので本当にありがたいです。

エンドミルを横方向に移動させて金属を彫っていく加工をフライス加工と言うそうです。フライス加工で以下のような製品もできるようです。びっくり!

その他の動画を全部まとめて

庄司製作所さんではほかにも多くの工作機械を見せていただきましが、どれも断片的にしか撮影していなかったので、全部繋げて掲載しました。

見せていただいた機械などは以下のとおりです。(意味がよくわからないまま書いています。間違っていたらすみません)

マシニングセンター
ワイヤ放電加工機
NCフライス
ボール盤
工場長さん(機械じゃないけど)
成型研磨機
汎用フライス
半自動研磨機
研磨ビフォー&アフター

隣の工場(庄司電機様)で射出成型機も少しだけ見学

最後に庄司社長が隣接する庄司電機さんの工場に案内してくれました。そして射出成型機で小さな樹脂部品が作られる様子を初めて見ました。

動画でも私が話しているように、完成品よりも不要な部分(枠?)のほうが大きいことに驚きましたが、考えてみればプラモデルだってそうですものね。

このときは何もかもが初めて見ることばかりだったのでとんちんかんな質問もしていますが、その後私は様々な工場を見学させていただく機械に恵まれ、今では何を見せていただいたのかだいたい理解できます。

今回はその最初の一歩になった記念すべき見学だったと思います。庄司社長、お忙しい中、お時間を割いていただき本当にありがとうございました。




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