旧タイトル「目的志向の報連相」を改題

高校の進路講演会でインターシップで重要な報連相について講師jimgoHP_2016-0831_DSC01607

今日は青森県の高校さんで進路講演を行いました。

テーマは「報連相」。
9月のインターシップで、もうすぐ地元の事業所で職業体験をする2年の皆さんに、
ビデオを使いながら、報告・連絡・相談についてお話をしました。

私は日本報連相センターの会員なので、
内容は日本報連相センターで提唱している「真・報連相」に沿ったものですが、
「真・報連相」は1コマ(50分)という短い時間でお伝えするには守備範囲が広いため、
要点をコンパクトにお話しするスタイルにしました。

「報告しなさい」「連絡しなさい」「相談しなさい」とよく言われますが、
周りから常にそう言われていると、それ自体が目的になりがちです。
特に若いうちは、(私もそうでしたが)
「言われたからやる」「言われたことをやる」という思考に陥りがちです。

ですが、実際に自分が職場のリーダーとなって、責任ある立場になってみると、
みんながそのように思っていては、業務が立ち行かないんですよね。

人と人が連携して仕事をしている職場の中で、
情報に偏りがあったり、当然共有されるべき事柄が共有されていないと、
思わぬトラブルの原因になります。

だから職場では一人一人の判断がとても大事になってくるし、
その人が報連相を行わなければ、他の人はそれを誰も知らない・・・
ということだってあり得ます。

だから報連相は、「しなければいけないこと」なのではなく、
業務のスムーズな遂行のために、個人が自発的に発信する情報というほうが、
現場の現実に近いかもしれません。

情報を受け取った人は、それを元に色々な判断をしますから、
そのための材料ともいえるかもしれませんね。
その意識で行う報連相が、すなわち、
目的志向の報連相なのだと思います。

高校2年生の皆さんの進路講演なので、
あまり難しい話はしませんでしたが、
報連相は、伝えて終わり、伝わって終了なのではく、
受け取った人が何の判断材料にするのか?までを一度考えて、
意識して行動出来たらかっこいいよね。

そしたら、表現も伝え方も変わってくるはず。
今日はそんな思いで話しました。

<報連相講座> 50分/高校2年生の皆さん/学年集会進路講演

・報連相ってなんだろう
・社会に出て仕事をするときに大事なこと
・何のためのホウレンソウか
・現実の業務では
・わかりにくい相談、わかりやすい相談
・現実の仕事では
・自分ひとりで判断しない、悩まない
・報連相が必要なのは仕事の中だけ?