研修名:若手社員パワーアップ合宿~周りの人より一歩先いく自分になるために~
タイトル:手ごわいあの人を味方にするコーチング術
テーマ:コーチング&コミュニケーション
会場:ベルサンピアみやぎ泉宮城県仙台市泉区
人数:約20名
時間:3時間
対象者:宮城県警備業協会加盟会社の若手社員の皆さん
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今日は、警備業の若手社員の皆さんに、コーチング研修を行いました。宮城県警備業協会の青年部の方達が企画した合宿研修で、私は二日目の講義を担当いたしました。
前半は、信頼関係の築き方を中心に、傾聴や承認や質問などを中心にした解説とロールプレイングを行い、後半は、本日の研修タイトルでもある「手ごわいあの人」にどう接するか?をテーマに、代表の方に前に出ていただき演習をしてもらいました。
リーダー研修や若手・中堅社員研修でよく出てくる悩みは、「自分より社歴が長いベテランのパートさんが、なかなか言うことを聞いてくれない」というものです。単に「言うことを聞いてくれない」のではなく、頑固だったり会社の方針に否定的だったり、個性的で強い性格の方に頭を抱えてしまう方が多いです。
コーチングの基本は、相手のスタイルに合わせて、相手を承認するコミュニケーションを図っていくことですが、こういった癖のあるスタッフの方は、自分の価値観や常識の範疇にとどまっていると、なかなか適切に意思疎通ができません。そのため、自分が大切にしていることを一度捨てて、目的に徹した会話を心掛けた方がうまく行くことが多いんです。
具体的には、「何事も穏やかに低姿勢で臨む」ことを大切にしている人は、逆に「ストレートで毅然とした」ほうがいい場合があります。威圧的に上から目線の態度を取る必要はありませんが、柔らかい語り口でありながら、伝えるべきことはきちんと伝え、相手の言い分はなるべく否定せず、理解を示してタイミングよく承認しながら、交渉を進めていくとうまくいくケースが多いです。
実は、癖のある方って、とてもシンプルでストレート。そしてわかりやすいことが好きなんですよね。なので、遠回しな言い方をしたり、長々と事情を説明されたり、鋭く突っ込まれて口ごもったりすると、納得せずにどんどん勢いがエスカレートしてくるんです。
今回の参加者の皆さんは、警備会社の社員として、作業員の方にお願いする立場の方達のため、後半の演習では、「日曜出勤が大嫌いな作業員の方に日曜出勤をお願いする」という題材で、実際にロールプレイングをしていただきました。
頑固な作業員さんの役は周囲から適任とご推薦があった(笑)協会役員のKさんにお願いし、Kさんのリアルで迫真の演技に爆笑しながらも、そういった方にお願い事をするときのポイントなどを皆でそれぞれに話し合いながら進めました。
今回ご参加の方達は各社の29歳までの社員ということで、全体的に元気で若々しく、私も溌剌とした気持ちでお話をすることができました。たまに厳しい指摘もしましたが、皆さんと先輩たちの動き方には大きな差があることも事実です。先輩たちの仕事の進め方や取り組み姿勢には学ぶところがたくさんあるはず。これから多くのことを吸収してぜひ業界の大きな戦力になってくださいね。役員の皆様、今回はお世話になりました。ありがとうございます。
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研修名:若手社員パワーアップ合宿~周りの人より一歩先いく自分になるために~
タイトル:手ごわいあの人を味方にするコーチング術
テーマ:コーチング&コミュニケーション
会場:ベルサンピアみやぎ泉宮城県仙台市泉区
人数:約20名
時間:3時間
対象者:宮城県警備業協会加盟会社の若手社員の皆さん