※タイプ別接し方は、アセスメントツールDiSC Classic®(インスケープパブリシング社)を使ったビジネス・職場向けの「DiSCプログラム」と、「4つのタイプ分け」を使った講演・公開講座向けの「タイプ別コミュニケーション講座」(オリジナル)の二種類の内容を行っています。

この人とは相性が悪い、(上司や部下やお客様が)自分がまったく気にしていないところにばかりこだわる、自分が最重視している項目や価値観を相手がわかってくれない、わかろうとしない・・・そんな悩みや人間関係の課題をお持ちの方におススメです。

人の思考や行動パターンには、大きく分けると4つの傾向があり、それによって意思疎通の度合いや人間関係の強さにも影響力が出てくる、という考え方を基盤にした、ノウハウ講座です。

 

 

「人」に悩まなくなりました

タイプ別接し方の学習をおススメする一番の理由は、自分と他人の違いや、合わない理由が非常によくわかり、お互いの相性の悪さを理屈で理解できるようになることです。何事もそうですが、自分のストレスの原因や条件がよくわかり、第三者に客観的な言葉で伝えられるようになると、感情的なモヤモヤや不安が軽減していくといいます。

自分の価値観に合わない行動に接しても、論理的な理解ができていれば、必要以上に感情が揺らぐこともなくなりますし、ある程度の対策も取れるようになります。

私はDiSCのコンサルタント/インストラクターでもありますが、認定資格者は会社員だったときに取得しました。そして、タイプ別接し方を習得したことで、本当に「人」に悩まなくなりました。それまでの私は、コールセンターの統括スーパーバイザーという立場上、スタッフの指導には大きな責任があり、思うように行動してくれない複数のメンバーにいつも頭を抱えていました。

ですが、タイプ別を学んだことで、彼らがなぜそういった行動をするのかがわかり、自分の方針と接し方を変えたところ、劇的に関係性が改善したのです。そこで、気が付いたことは、「人は、ひとりひとりに、ナチュラルな状態があり、それを強制的に変えようとするのは、広義の人格否定につながる危険性がある」ということです。

地味な人は地味であることが自分の本来の姿であり、それがナチュラルで心地よい状態です。それをよくない資質ととらえ、「リーダーならもっと前に」「積極的に」「発信力を上げて」と指導しても、資質への否定が土台になっていれば、その指導は受け入れられないし、効果も得られないのだと思いました。

それからの私は「もっと〇〇したら?」という表現を改め、最初にその人に備わっている資質を認め、「自分にないものを持っている」ことを褒めて感謝するようにしました。すると今までギスギスしていたチームカラーが少しずつ暖かい雰囲気に変わり、結果的に私の指導も、多くの人が素直に従ってくれるようになったのです。

 

 

 

相互理解がチームビルディングに大変有効

どんな職場にも、周囲を困らせる個性的な社員やスタッフが、必ず一人か二人はいるものです。そんなとき、周りの人達は、なんとか相手に変わってもらおうと考え、様々なコンタクトや助言を試みますが、なかなかうまくいかないのは、否定的な感情がベースになっているからです。

自分の私感で恐縮ですが、そういった社員やスタッフの方は、「変わってほしい」と願うよりも、「そのままでいいんだよ」と伝えたほうが、変わる可能性が高いです。そのため、私は確率の高いほうを選択します。(もちろん状況に応じて例外もあります。)でも不思議ですよね。人はありのままの自分を承認されることで、何かが変わっていくんですね。

タイプ別接し方は、相手を承認する(できる)ための優れたプログラムでもあります。お互いに違いを認め合い、助け合ったり協力し合うことで、業務効率が上がり、社風も少しずつ変わってきます。

ですが、個人的にもうひとつ効果的と思うことは、この研修指導が終わった後は、しばらく社内がこの話題で持ちきりになるので、それだけでも、職場の会話活性化しますし、何より、今までは悪口しか出てこなかった対人評価の質が変わり始め、特定の人に対しての見解が共有されたり、メンバー同士が自分や他人を明るくオープンに語れるようになることも、チームビルディングや社風の改善に大きく貢献するのではないでしょうか。

 

 

DiSC(タイプ別マネジメント)

DiSC理論は、1920年代に心理学者ウィリアム・M・マーストン博士により提唱され、その理論に基づく自己分析ツール(DiSCR Classic)はInscape Publishing社がコピーライトを保持しています。DiSC研修ではDiSC Classic(専用冊子)を使い自分自身の特性を参加者がそれぞれに理解することで、他者理解に視点が広がります。自分自身の強みと弱みを肯定することは、組織のメンバー同士が互いを承認し相互補完し合う発想の形成につながり、チームビルディングや社風の改善に効果的な研修です。

 

※DiSCに関する詳細はHRD株式会社の解説ページをご覧ください

 

 

「4つのタイプ分け」タイプ別コミュニケーション

コントローラー、プロモーター、サポーター、アナライザー、の4タイプの行動傾向や効果的な接し方をゲーム感覚で学ぶ楽しいオリジナル講座です。「苦手なあの人」となぜ相性が悪いのか?「あの人はなぜそれにこだわるのか?」など、日ごろの疑問が解け、それぞれのタイプが理解できる、目からウロコの講座です。部下指導やチームビルディング、人間関係の構築に大きなヒントとなります。

「4つのタイプ分け」は「タイプ分け」という名前でスマホアプリも有料販売されています。興味がある方はそちらもどうぞ。

 

 

 

【内緒のウラ話】タイプ別研修は飲み会に有効?

タイプ別コミュニケーション研修は、業界団体様の定例行事や総会など、終了後に懇親会があるイベントの基調講演として、多くのご依頼をいただいている内容です。深い学びが得られながら、肩がこらずユーモアを交えた内容が好評で、終了後の懇親会でもその話題で持ちきりになり、参加者同士の活発な交流に大いに役立っていると大変好評なのです。そのため、協力会行事や安全大会でお話する機会が非常に多く、昨年からは女性社員研修にも多くのご依頼をいただくようになりました。

行事の目的や建前上、社員教育に効果のある学習テーマを設定したいが、できればリラックスできて楽しい中身のものがいい。そうお考えの皆様にぜひおススメしたい研修(講演)です。タイプ別研修は懇親会の前座(?)にピッタリ!レクリエーション的な行事にもぜひご検討ください。