講座の概要
9月5日(火)は仙台第3法務総合庁舎でハラスメント防止研修(パワハラ防止研修)の講師を務めました。
こちらの行政機関様では初等科研修(高卒の新入職員研修)や中等科研修(大卒の新入職員研修)などを担当させていただいていますが、その流れの中で、所属長の皆さんを対象にしたハラスメント防止研修(パワハラ防止研修)のご依頼をいただいたものです。
基本的な研修はすでに実施済みというお話を受けて、この研修では事例・判例のご紹介やグループワークなどを取り入れ、現実に即した実践的な内容を心がけました。
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本日の講師PHOTOレポート
(動画)目の前でパワハラが行われていたらあなたはどうしますか?
今日の最後に紹介した中川総合法務オフィスさんの動画のワンシーンです。動画はこちら(当該部分からの再生)からご覧ください。
映像にはこのように書いてあります。
「上司の大きな声での同僚職員のミスへの厳しい叱責が2時間近く立たせたまま続いているが、ミスはミスなのでやむを得ないと自分の仕事を続けていた」
これについて「職務専念義務違反になるのでは?」と不安もあり、以前は「やむを得ない」と考える方が多かったそうです。
動画ではこの考察の後に通報窓口の重要性について語られていましたが、その前に皆さんに考えていただきたいことは、この場合に「自分だったらどうするか?」ということだと思います。
本日は「見て見ぬふりはハラスメントを容認していることになる」とお話をしましたが、こういった場面に実際に遭遇してしまった時に、誰に何をどんな言い方でどのように伝えるのか?(自分はどんなアプローチなら行動を起こせるのか?)をまず考えていただきたいです。
ハラスメントはよくない、ハラスメントは撲滅するべき。そう思っている方でも、それが現実的に突然、目の前で起こってしまったら、リアルタイムにはなかなか行動しにくいものです。
だからこそ日頃から考えてほしいですし、たとえ失敗に終わっても一歩踏み出すことを通して経験値をあげていただきたいと思っています。
本日の研修データ
研修名:所属長研修
タイトル:ハラスメント防止研修
対象:所属長の皆さん
目的:ハラスメントの防止
内容:パワーハラスメントとは、パワハラの一例、裁判事例で見るパワハラ、パワハラを防ぐために
主催:行政機関様
人数:約20名
時間:1時間30分
会場:仙台第3法務総合庁舎