講座の概要
8月9日(月)は茨城県の社会福祉法人様のオンラインコーチング研修(ZOOMリモート研修)で講師を務めました。
ご担当の方のお話では、オンライン研修が浸透してきている昨今、講師の人選も地元にこだわる必要はないと考え、ネット検索でこのサイトを見つけてくださったようです。
午前10時からお昼を挟んで16時まで行う5時間の長時間研修でしたが、ブレイクアウトのタイミングや人数や回数などをメールやZOOM打ち合わせで何度も事前にやりとりをして、担当の方が大変手際よく進めてくださったお陰で、大きく滞ることもなくスムーズに終えることができました。
これまでに講師を務めた【コーチング研修】の記事(一部)はこちら
これまでの【オンライン研修(ハイブリッド含)】の記事(一部)はこちら
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本日の講師PHOTOレポート
▼本日は写真はありません。
講師から受講者の皆さんへ
関心が持てないスタッフの話に関心を持つためには
本日使用したスライドの一枚です。今回初めて作成したスライドです。研修ではお互いの「きのうの晩御飯」をテーマに、自分にとって「どうでもいい」と思える話に共感と関心を持って、2分間会話を続ける演習を行ってもらいました。少し前に担当したあるコーチング研修の実践レポートを拝見して、ここが重要ではないかと思ったからです。
職場でコーチング活かせるシーンとしては、面談やスタッフからの相談などが挙げられますが、ベテランのリーダーさんが新人さんの悩みや困りごとを聞く場合、経験豊富であるがゆえにすぐに答えが見えてしまったり、取るに足りないテーマのように感じてしまうことが多いと思います。
ですが新人さんは解決してほしいのではなく、話を聞いて自分の現状に理解と共感がほしいのかもしれません。それだけでなく、私の経験では、時間をかけてじっくりお話を伺うと、最初は気が付かなかった「真の課題」が見えてくることも多いです。たとえば「仕事に向かない」の背景には先輩の指導への不満があったり、「辞めたい」のきっかけが利用者さんとの小さなトラブルだったり。
こういうことは、こちらから尋ねても話してくれることはあまりありませんが、共感と関心を持って受容的な態度で聞き手に徹していると、向こうから「実は」と教えてくれたりします。スタッフの悩みや困りごとを表面的にとらえずに、今回の演習のように一度じっくり会話を続けてみると、解決のヒントが得られることがよくあります。
本日の研修データ
研修名:令和4年度コーチングスキル研修
タイトル:人を育てる!コーチング
対象:社会福祉施設・事業所に勤務している中堅職員・リーダー的職員
目的:指導的立場にある職員を対象に、自立的( 自 律 的 )に行動する職員を育てるスキルを習得すること
内容:人材育成とコーチングの基本、コーチングに不可欠なタイプ別コミュニケーション、コーチングの進め方、困ったスタッフへの接し方、信頼できるリーダーになるために
主催:社会福祉法人様
人数:約100名
時間:5時間
会場:オンラインリモート研修(ZOOM)