私は静的な仕事と動的な仕事を行き来する癖があって(笑)、
その時期によって、パーッとセールスとかしてみたい!
と思うわけよね。

 

それでポーラとかメナードとかの訪問販売をやってみたり、
ヨシケイで軽の保冷車を運転して、
箱を持って走って走って(佐川急便のごとく)、
汗流して配送しつつ、次回のオーダーを取っていく・・・
なーんて仕事を、嬉々としてやったりするわけですが、
化粧品のセールスは簡単な研修があって、
そこでお手入れとか接客のポイントとか学ぶわけです。

 

化粧品の研修会は面白いよね。
お手入れ系は女性の講師ですが、
制度や営業的なことは本部からやって来た男性名物講師
(ある意味、多少怪しい?羽毛布団とか売ってそうw)が、
私を含めたおばちゃん連中相手に、
要所要所でさんざん笑わせながら、
必要事項を落とし込んでいく手法は見事です。

 

で、ね。

 

そこで言われたのは、
まず「お友達になりなさい」と。
雑談ができる間柄になりなさい、と。

 

人は信頼できる友達からしかものを買わないのだから、
何かを売ろうとするよりもまず、
「お友達になりなさい」は、自分の感覚ともマッチして、
なるほど!と、すごく思いました。

 

だからそれ以後は、どんなときにも雑談や世間話で、
とにかく相手の方と仲良くなることに努めました。

 

と・こ・ろ・が!

 

その10数年後に学んだ
DiSCR(タイプ別コミュニケーション)では、
雑談はしないほうがいいタイプがあると言われました。

 

これは衝撃でした。
私の”営業”に対する概念が足元から崩れていきました^^

 

「えっ?雑談はNGなの?」
「相手と仲良くなろうとしちゃダメなの?」

 

ある傾向をもつ集団にはそれはYESなのです。

 

もー、ワタクシ、超びっくりですよ。
「他人と仲良くなる」ことに
関心を持たない人達がいるなんて。
要件のみが最大の関心事で、それが済んだら、
さっさと帰って欲しい人達がいるなんて。

 

そういった学びから、私は、
自分の価値観だけでものを判断してはダメなんだ・・・
と思うようになり、引いては、
自分と異なる他人の価値観も、
尊重し肯定し、認めて応じていかないと、
良好な人間関係は結べない、と、
思うようになりました。

 

これが、私が(いわゆる)「タイプ分け」と呼ばれる研修を、
自分でもやってみたいと思ったきっかけです。
皆さんにお勧めしたいと思った理由でもあります。

 

*    *    *    *

 

ちなみに、ヨシケイでは成果を上げることができましたが、
化粧品では挫折しました。

 

私、わかった。

 

いくら収入のためとはいえ、
自分が興味ない分野の仕事はダメですね(笑)
私は綺麗になることにそれほど興味がなかったので、
同じタイプのお客様とは仲良くなれたけど、
それじゃ、売り上げ、上がるわけないよね。

 

「え?洗顔?お手入れ?
とより、ガーッと酒飲んでそのまま寝ちゃうわ」

 

「ですよねー(共感)!!」

 

そんなことでは化粧品は売れませんwww

 

美白やシミの軽減に1万でも2万でも使っていい!
駆け出しの頃は、そんな人と友達にならないと、
自分の収入を上げてくれるような基礎化粧品は、
なかなか売れないものです。

 

そして私の気持ちの中にも、
「こんな高いもの、誰が買うの?」
という思いがあり、
それが無意識に言動に出てしまんだと思います、きっと。

 

自分がそもそも、そこに興味がないからですよね^^
そういった自分のリアルな経験も、
今、研修に生かされています(笑)