2月15日(木)16日(金)の二日間、
一関市千厩町の東磐職業訓練協会(両磐地域職業センター)さんで、
OJT担当者のための新入社員・中途採用社員指導スキル研修
を行いました。

通常のOJTや部下指導に加え、
「管理者やリーダーが心得ておきたい困った社員の活かし方」
という副題を付けて、個性的な社員への接し方・活かし方・育て方
などの項目も取り上げました。

これまでに講師を務めた【新人育成・OJT担当者向け研修】の記事(一部)はこちら
これまでに講師を務めた【岩手県】の研修記事(一部)と岩手のブログはこちら

➡その他のリンク 一関市 岩手県(一関市以外)

偽りのない報告や真の原因が引き出せるように

人の性格や周囲との関わり方は様々ですが、
その姿がその人のナチュラルな状態なので、
他者から変わるように望まれても、
なかなか変わることはできませんし、
ご自身ではその必要性を感じることがなく、
むしろそう言われることに息苦しさを感じたり、
人によっては大きな反発心を抱くこともあると思います。

ですが、どんな人にも共通の感覚は、
自分を理解し、認めてくれる相手に対しては、
誰もが素直になり、本音を吐露しやすい、
ということではないでしょうか。

今回は製造業や運送業など、
ちょっとミスが事故につながる業種の方が多く、
トラブルやアクシデントの回避や再発防止も、
リーダーさんの大きな務めです。

そのためには、当事者とどう向き合い、
どういった接し方でヒヤリングを行えば、
偽りのない状況報告や、真の原因が引き出せるのか?

研修では、そんなテーマを設定して、
ロールプレイングを行い、
撮影→再生して、参加者全員で共有し合い、
フィードバックなども行いました。

その週の土日に雪に見舞われたこともあり、
初日は室内が寒かったのですが、
翌日に担当の方にストーブを出してもらいました。
皆で火を囲んでお互いの距離を縮めながら、
心も体も熱い時間を過ごしました。

※後日、この研修の様子が、
岩手日日新聞に掲載されました。

 相手の答えを深掘りしよう

(本日の受講者の皆様へ)

今回のロープレで感じたことは、
どの方も現場では責任あるリーダーさんのためか、
こちらの要望を伝えるタイミングが全体的に早く、
聞き取りの深度が浅いように感じました。
そのため、ミスやトラブルが起こった背景まで、
切り込めないケースもありましたよね。

こちらの質問に相手が答えたら、
その答えの内容をもう少し掘り下げて、
ご自身が「なるほど」と思えるところまで、
深掘りしてみるとよいと思います。

職場でインストラクターをされている方は、
やっぱり引出し方がとても上手でしたね!
さすがです。

 本日の研修について

研修名:業務改善研修
タイトル:「研修の名称 OJT担当者のための新入社員・中途採用社員指導スキル研修 ~管理者やリーダーが心得ておきたい困った社員の活かし方~」
テーマ:部下指導、コミュニケーション、コーチング
内容:部下の育成方法と関わり方
主催:東磐職業訓練協会(両磐地域職業訓練センター)
人数:約10名
時間:2日間コース
対象者:経営者、管理者、採用担当者、総務・人事担当者、教育担当者等

 オリンピックと雛飾り

千厩でお仕事するときの定宿は、
高台にある「三嶋の湯」さんです。
もう何年も前からお世話になっている旅館さんですが、
今回は、玄関に華やかな雛人形が飾ってありました。
千厩はこの時期、お店の店内などに、
つるし雛が飾られますが、段飾りもやっぱりきれいですね。

壁にはオリンピックに出場している、
岩手出身の岩淵  を応援する、
パブリックビューイングのポスターが。

数年前はこの旅館への坂道が凍っていて、
車で登れないこともありましたが、
今回は雪も解けており、無事上れました^^
岩手の春を感じた出張でした。