そうだ!出張先で映画を観よう!~30年ぶりの映画館~

イオンシネマ北上店にて

出張の夜は普段できないことができる最大のチャンス!

9/3の夜から9/5まで仙台→北上(岩手県)に出張でした。現地でお仕事(研修講師)が終わってからいったんホテルに戻り、そのあとイオンシネマ北上に行って劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』を観ました。(なので自費で一泊追加です^^)

映画は相変わらずこのシリーズ(TV含め)安定の面白さで、「どうせみんな助かる、悪いことにはならないだろう・・・」などと、勝手に安易な気持ちで観ているので、仕事終わりで心身が少々疲れていても安心して楽しめました。

イオンシネマ北上店

出張が少ない方には理解していただけないかもしれませんが、出張先の仕事終わりの夜って、ずっと気になっているのに「時間がなくてやれずにいること」が実行できる最大のチャンスなんです。

出張は目の前のタスクをある程度片付けてから出発することが多いので、地元(仙台)にいるときのように深夜や明け方まで「研修テキスト」や「提案書」等々をつくる必要がなく(なので出張前こそが超ハードワークw)、お仕事先にも「数日不在」と言ってあるので電話やメールも少ないという絶好の自由時間!!

なので私が仕事で着用するビジネス系のセットアップスーツは、地元の仙台よりも出張先で買ったものが大半ですし、一関でキャリーバッグを買ったり、長野で髪を切ったりしたこともありました。

そこで今回もホテルに帰る前に「しまむら北上店」にも立ち寄って、自分のハーフパンツや夫の肌着など普段着系の衣料品をまとめ買い!

しまむら北上店

地元の人に聞く映画館事情に納得

北上市営本通駐車場(画像:YouTube/独身🚹のソロ活ライフ

9/4のお仕事(研修講師)は、一関市千厩町にある職業訓練協会さんが国(独立行政法人)から受託している「職業訓練」なので、どこかのタイミングで実施確認のために国(独立行政法人)の方も見学に訪れますし、職業訓練協会の担当者さんも時間中はずっと同席されるのですが、職業訓練協会さんとはすでに10年来のお付き合いがあって気心が知れており、そのときも「この研修が終わったら、イオンシネマ北上で映画観るんです」と、開始前の雑談でお話をしておりました。

すると担当のSさんが、一関市千厩町在住の方なのに、イオンシネマ北上に関してとてもお詳しいんです。

千厩町と「イオンシネマ北上」がある北上市の中心部は60キロ(一般道)~70キロ(高速)離れており、仙台在住の私の感覚からすれば、自宅から山形市、福島市、大崎市(宮城県内)、石巻市(宮城県内)に向かうのと同じ感覚です。なのに、なぜこんなに詳しいの???

するとSさんはこう答えてくれました。

「(千厩から一番近い)一関にも映画館はあるんですけど、設備が全然違うんです。イオンシネマ北上は近代的な映画館で、音響がいいし、客席の段差も大きいから前に人が座っても見えるんです。なので千厩の人は「この映画観たい!」というお目当ての映画があるときは、みんな北上に来ると思いますよ?」

は~!なるほど!(千厩から一番近い)一関にも映画館があるものの設備が古いので、見たい映画を快適に楽しむには遠くても北上のほうがいいということなんですね。一関の映画館はきっと歴史のある単館なのかもしれませんが、いまどきのシネコンにはやっぱりかなわないのかな。

そのため千厩の人は、大手系列で何かと仕組みが整った「イオンシネマ北上」に60~70キロかけて観に来るということらしいです。

実は私、地元の方から伺うこういうローカルなお話が大好きなので、今回も非常に腹落ちしながらSさんのお話を聞いておりました。そしてSさん曰く・・・

「駐車場は入り口が2か所あります。入口によって近くに止められる場合とそうでない場合がありますが、駐車場は5階に止めてください。そうすると映画館に近いです。映画を観た人には駐車料金の割引があるので駐車券は必ず持参してね。」等々

今回はこのアドバイスの中で「駐車場は5階に止めて下さい」が非常に役立ちました。駐車場があることはネットで確認できても、それがどんなものか旅行者にはまったくイメージできないので、行って初めてらせん状に登って各階に止められる規模の大きな駐車場であることがわかりましたが、このアドバイスがなければ、私は手近な1階に車をとめて、そのあと迷ってしまったかもしれません。やっぱり経験者の助言は貴重ですね。

前回の水戸は30年ぶりの映画鑑賞で”浦島太郎”状態だった「国宝」

TOHOシネマズ水戸内原

出張先の空いた時間で映画を観ようと思い始めたのは、先の(2025.8月)水戸出張からです。

JRの「特急ひたち」を使えば、研修講師のお仕事が夕方に終わっても、泊まることなくその日のうちに仙台に帰ってこれるのですが、このときは話題の「国宝」見たさに、自費で一泊追加して”TOHOシネマズ水戸内原”で国宝を観て、その翌日に車で仙台に帰りました。

・いわきより南の常磐道を走ってみたい(今までは最南がいわき)
・車で仙台から水戸まで行ってみたい(今まではすべてJR利用)
・話題の「国宝」を観て見たい

これらを全部かなえるにはもう一泊すればいいんだ、と思ったからです。(お財布がちょっと痛いけど・・・)

ですが30年(それ以上?)近くも映画館に足を運んだことがない私にとって、久しぶりすぎる映画は驚きの連発でとても新鮮でした。(最後の「映画」は、まだ小学生だった息子たちを連れて観に行った「ドラえもん」だったと思います。)

浦島太郎状態の私ががびっくりしたのは、以下のようなことです。

・今は事前に座席指定でネットから予約できる、カード決済もできる
・映画館が郊外のショッピングモールにあるので、気軽に車で行ける(駐車場、大事!)
・ポップコーンや飲み物の売店がファーストフードのカウンターみたい!
・ポップコーンや飲み物を買うと大きな専用トレーで手渡される(初体験!)
・予告編(PR)が多すぎてサイトに掲載されている上映時間はウソだな(笑)
・想像以上に音量が大きいので本編が始まるまで私は耳栓をしていた(出張時には常時携帯)
・観覧者への注意点を喚起する動画が始まったら本編の上映が始まる合図である
・会場の発券機で当日に観に来る人もいるので、事前予約時にネットで見た観覧者数を信じてはいけない

いやー、映画も様変わりしているんですね。

SNSに投稿するとみんなが情報をくれる

イオン水戸内原店

水戸のTOHOシネマズ(イオン水戸内原店)に行ったときに、それをSNSである方への返信に書いたら、イオンの中にイオンシネマではなく(ある意味ライバルの?)TOHOシネマズがあることに驚いたという書き込みあり、へー!と思いました。

そういえば、一昨日の担当者のSさんは、私が北上で訪問した映画館を「イオンシネマ」とは言わずに、ワーナー、ワーナーと、何度も言っていたっけ。私は映画通ではないので事情はよくわかりませんが、様々な歴史は背景があるんですね、きっと。

映画は斜陽産業と言われて久しい事業ですが、9/4に行った映画館(イオンシネマきたかみ)で、ふと、「これ、本当に映写してるのかしら?」と思って、後ろの席の人と目が合うことも恐れずに後方を振り向いたら、映写室みたいなところの小さい窓からスクリーンに向けて何かの光が発せられているような雰囲気があって、むしろ意外に感じました。

様々な手法がある昨今、個人的にはそんなことしなくても、スクリーンに動画を投影することは可能では?と思ったりするのですが、そこが映画の映画たるゆえんなのかな。出張先で映画を観るのもなかなかいいものだ、と思う今日このごろです。