今日は岩手県一関市の製造業(縫製業)の会社さんで、
全社員研修を行いました。
タイトルは「仕事の達人はほめ上手」
講演などでもたまに行っている”ほめ方”の練習です。

 

実はわたくし、
「褒める(ほめる)」という言葉が、
どうも好きになれないのです。

 

「馬に人参」ではありませんが、
こちら側が何かの目的のために口にするような、
作為的なわざとらしを感じるイメージもありますし、
そもそも「褒める(ほめる)」というのは、
上から下に下すものという感覚をお持ちの方も
いらっしゃると思います。

 

上下関係にリンクさせる感覚は、
特に男性の方ほど、強いようです。

 

ですが、表現を変えて言えば、
「褒める(ほめる)」というのは、
大切な人に贈る言葉の贈り物だと思うんですよね。
コーチングでは相手の存在や価値を認めることを
承認と言いますが、まさにそれ。

 

実は、うまくいっていない人間関係ほど、
この承認がお互いに足りないんですよね。

 

不満を感じさせる人だから、褒められないのは当然ですが、
ここが人間の心理の面白いところで、
たとえ口先でも演技でも、
相手に対して肯定的な言葉を伝えていると、
段々、その人が嫌いじゃなくなってくるんです。

 

そして相手の方も、
自分を今まで否定していると感じていた人から、
思わぬ承認のセリフを受け取ると軟化しますし、
あなたを認めてくれるようにもなります。

 

これが研修でお話をした、
好意の返報性や、鏡の法則です。

 

職場は業務効率重視の世界なので、
できない人は注意されますが、
できる人は「当たり前」と思われるだけで、
なかなか周囲から褒められるようなことはありません。

 

だからこそ、今回の全社員研修のように、
皆さんが一堂に会するときには、
練習という名目でかまわないので、
お互いにいいところを伝え、
褒めて、認めて、話して、笑って・・・

 

それが、風通しの良い活気のある職場をつくり、
業務にもプラスのエネルギーとして反映すると思っています。

 

今日の皆さんは、笑ったり自ら手を挙げたり、
女性陣が明るくパワフルで、
どても賑やかな講座になりました。

 

また、思った以上にベトナムの実習生の方が増えていて、
昨年と同様に、インターネットにつなげたパソコンで、
その都度、Google翻訳でベトナム語に訳した画面を
プロジェクターに映しながら、進行しましたが、
よく考えたら、そんな手間ひまをかけなくても、
PowerPoint資料を二か国語で併記すればいいんですよね^^

 

Google翻訳の精度はよくわかりませんが、
海外サイトを和訳すると、細部はちょっと変でも、
概要だけはなんとなくはつかめるので、
来年はGoogle翻訳をつかって、
二か国語併記の資料をつくろうと思いました。

 

忘れないようにしないとね。

 


研修名:全社員研修
タイトル:「仕事の達人はほめ上手」
テーマ:コミュニケーション
会場:岩手県一関市
人数:約60名
時間:2.5時間
対象者:製造業(縫製業)の全社員の皆様




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