再現できるように聴く

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昨年、会員広報誌用にある勉強会の簡単な報告記事を頼まれ、
手元のノートを見ながら文章に起こそうとして愕然としました。
きちんとメモを取ったはずなのに、全然書けないんです。

 

もちろんメモは詳細に書いてあります。

 

例えば「○○のときは××が可」「△なら□をすべき」

 

ところが、これは講師が実際にそう言ったのか、
講師の言葉を聞いて自分がそうまとめたのか、
または自分自身が気づいたメモなのか、
それが曖昧でよくわからないんです。

 

また、「○○のときは××が可」と書いていますが、
では講師はそれをどういった言い方で表現したのか?
それによって講師の生の言葉としてのリアリティが変わりますし、
ニュアンスも大きく異なって来ます。

 

結論や要点だけを書いたってダメなんだな。。。

 

そう気が付いた私は、
以後、メモの取り方を変えました。
講師が言った通りのそのままの言葉で記録し、
講師が引き合いに出した体験談は、
あとから一目でそうだとわかるようにくくり、
講師が参加者に資料を見るように指示したら、
そのタイミングと参照資料も書きこむようになりました。

 

でも、それでもまだ足りませんでした。

 

別な勉強会のときに気が付いたのですが、
内容をきちんと人に伝えるためには、
講演の部分だけではなく、
2時間なら2時間、その時間の一部始終を書いたほうがさらによく、
最近の私は、開始の挨拶から講師紹介や締めくくりに至るまで、
また、司会の方の名前や挙がった質問やその回答、
合間に講師の方が近くの人に話しかけたジョークまで、
全部メモする事にしています。

 

これにはヒントになった経験があるんです。

 

昨年私はあるセミナーのお手伝いでコーディネーターをしたのですが、
3回連続のセミナーのうち、自分が関われるのは第一回のみ。
残りの2回は友人に引き継ぐことになったのですが、
その友人に第一回目の内容をすべて正確に伝えて引き継ぐためには、
自分が講師になって同じ内容を再現できるような聴き方と記録が、
一番いいと思ったんです。

 

で、思わず「これだ〜!」と思いました。

 

すべてを再現できるように聴く。

 

それからはさらにメモの取り方を変えて、
今はどんな勉強会でも必ずそういった聴き方をしています。
書くボリュームが増えるのでとても忙しいのですが、
同じ時間を用意してくれたら、
今度は自分が相手の方にそれを再現できるように、
いつも意識して聴き、意識してメモしています。
もちろん、どんな内容の勉強会でも、です。

 

そうすると、本当に内容が頭に「入る」し忘れないし、
教えてと言われたら、すぐに教えてあげることができるんですよ。

 

これはいいぞ?と思った私は、それを発展させて、
自分の研修のワークにも取り入れちゃいました。

 

================
今から話す内容を聞いて、
「皆さんから他の人にレクチャーする」というワークをしますので、
そのつもりでよく耳を傾けてきちんとメモしてください。
================

 

こんな風に説明すると、皆さん、必死に真剣になって、
ものすごい集中力で私の言葉を聴いてくれます。
取り組みの姿勢が根本から変わるんですよね。

 

すべてを再現できるように聴く。

 

これ、とてもいいので、皆さんもぜひ試してみてください。

 

 

|2011年2月14日 09:28|笹崎|

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コメント(2)

読ませていただきました♪

学生の時、テスト勉強の際に
【自分が勉強したことを他の人に出題するとしっかり身に付いた】という経験がありましたが、まさにそれだな〜ぁと思いました!

耳と筆記力と脳の言語野がすっごく鍛えられそうですね。
笹ちゃん、さらにパワーアップ↑↑だね^^v

【宍戸美香さん】
そうそう、人に教えることでも身に付きますよね!
出力する目的で聴く、学ぶ、っていいですよね。
コメント、どうもありがとうございました☆

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